巨大な○○
6:00 柏市の快活で起床。
今日は少し離れた茨城のスポットをめざすので、早めの出発だ。
太陽さんもゆっくり起きてきた。今日も気温が低いが、その分空が澄んでいる。
国道6号線を茨城に向けて北東方向に進んでいく。牛久市にある巨大なものを見に行く。
8:30 お!見えてきた!なんやあのでかさは!
想像よりもそれはでかかった。
名前は牛久大仏。
高さは120m。世界最大のブロンズ像で、ギネスブックにも載っているらしい。ウルトラマンの世界にでも迷い込んだかのような錯覚。
圧倒的な後ろ姿や。
こちらが入口。塀のすぐ後ろにちょこんと立っているみたい。
関西で有名な大仏と言えば奈良の東大寺の大仏。小学校の遠足で見に行くのは定番で、私も何度も訪れ大きさに驚いたものだ。その東大寺の大仏さんが手の平にちょこんと乗るらしい。おいおい、いくら何でもでかすぎるやろ(笑)
ただそんな圧倒的なスケールの大仏の‟かわいいポイント”を見つけてしまった。
それが頭の上にある避雷針。
いや待てよ。頭に雷が落ちる場面を想像すると…
うん、やっぱり It’s not cute ですわ(笑)
うなぎ香る成田山
再び千葉に戻り成田市に入場。成田と言えば空港のイメージが真っ先に浮かぶが、成田山新勝寺も有名だ。関東の初詣の様子を移した映像では必ず出てくる。いったいどんな場所なんだろう。
まずは成田山の表参道にやってきた。早速何かが焼けるいいにおいが。
うなぎや!
あちらこちらにうなぎ屋があった。せっかく来たしうな重でもいただくか。店の前で値段をじっくり確認。
まあまあまあ、どっかに旅人向けのお安いもんが…
あるはずはなかった。国産うなぎは高級品、当然のことだ。すぐに現実を受け入れ先に進んでいく。
こちらが成田山新勝寺の総門。立派なつくりやなあ。
門をくぐると再び門が。こちらは仁王門。
真ん中には大きな赤い提灯がつるされていた。築地の方が1968年に奉納したものだそうだ。
境内には右手に三重塔がそびえていた。仁王門と合わせて国宝に指定されている。関西で自分が見てきたお寺の塔と比べると、色彩がとても鮮やかだ。
屋根の裏が特に美しい。1712年の建立当時の姿を今日まで残している貴重な遺産だ。
こちらは大本堂。1000年以上の歴史を持つお寺とあって、今日も参拝客は絶えない。しっかり旅の安全を祈ってきた。
12月の旅人
柏から茨城の牛久、千葉の成田と今日は結構移動したなあ。
あっという間に千葉駅の方まで戻ってきた。さて今日の野宿場所を探さないと!
歩道橋から下りたところで通りがかりのおっちゃんが声をかけてくれた。旅好きのようだ。日が暮れる前に野宿スポットを見つけたい。だがおっちゃんの話は続く。
ごめん、おっちゃん!もう行く!
と言いかけたがストップ。この旅では、できる限り話を最後まで聞くと決めている。結局30分ほど話を聞いていたが、寒さもあり先に進ませてもらうことにした。
おっちゃんごめん!野宿するところ探さなあかんねん(T T)
海の近くにタワーが見えたので来てみた。この辺りで寝れそうなところは…
が、海沿いということもあってかなりの寒さだった。ここは無理そうや。
少し落ち着いて夕日が沈むのを見届けることにした。日中14℃まで上がっていた気温は今は7℃。夜中はもっと下がるだろう。冷静に考えて野宿は厳しい。
千葉マリンや!
野球好きは野球場に来ると興奮する。しかし、体温が上がることはない。ここは人通りがあるのが気になるな。
冬にこうして旅をしている人は全国にどれくらいいるのだろうか。
仙台にいた時、同じチャリダーの方と話したことがある。SNSを見る限り日本一周勢はたくさんいるがほとんどは12月で旅を終えるらしい。そらそうだ。こんな気温では野宿が難しい。特に徒歩や自転車で移動している民は12月を境に南へ働きに出かけたり、旅を中断したりする。自分もその方が身のためか。ただそれやと旅はどんどん長くなる。いやそれならどっかの地域は飛ばして…。
その年が終わる月でもあり、旅人がこうして今後について考える月でもある。ま、とりあえず今日安心して眠れる場所探しを。結局船橋市までこいで、快活ホテルに頼ることにした。うーん12月の旅は難しい。
船橋市までのルート
2022年12月16日【132日目】
柏市→船橋市
走行距離 123.2㎞
積算距離 7,610.2㎞
資金にも限りがあるので、冬でも野宿はある程度必要。なかなか難しいですが、今旅をしている方はどうか体優先で!