「ウズベキスタンってどんな国?」
「一人旅でも大丈夫?」
「治安や現地の人はどんな感じ?」
私がウズベキスタンへ旅行したのは2019年3月。訪れる前は、正直ほとんど情報がなく、不安のほうが大きい国でした。
しかし、実際に旅をしてみると、その印象は到着したその日から大きく変わります。
この記事では、
- 関西空港を出発して首都タシュケントへ到着するまでの様子
- 忘れられない現地の人との出会い
をご紹介します。
結論、初日からすごいすてきな出会いがあって、単純な一人旅ではなくなりました(笑)
関西空港から仁川経由でウズベキスタンへ
3月26日 時刻は15:00。
早めに仕事を終えて帰宅した。急いで関西国際空港へと向かう。
日程は今日を含めて5日間。移動を除くと現地では3日ほどの弾丸旅だ。
目的地は中央アジアの国、ウズベキスタン。
当時、日本ではウズベキスタン旅行の情報がまだ少なく、
・サッカーで名前は聞いたことあるけど…。
・実際はどんな国なんだろう?
という期待と少しの不安を抱えながら飛行機に乗り込んだ。
いったん韓国を経由してウズベキスタンへと向かう。

19:55 仁川(インチョン)行きの飛行機に乗り込む。
12時間の乗り継ぎでも快適!仁川空港のトランスファーラウンジ

21:55 韓国の仁川空港に到着。
ここでは約12時間、次の飛行機の乗り換えまでに時間がある。
ここ仁川空港は敷地内に3本の滑走路と2つのターミナルを有する大規模な空港だ。各地域からここを経由していくハブ空港としての役割が大きい。飛行機の離発着が頻繁に見られる、飛行機好き・空港好きにはたまらない場所である。
事前に宿を取ろうか迷ったが、仁川空港には無料のトランスファーラウンジというのがあるらしい。気になるので行ってみる。
こういったラウンジがあれば、待ち時間も安心して空港内で過ごすことができる。

広いなあ。
こちらがラウンジの全体図。昼寝スペースやマッサージルーム、シャワーまであるではないか。

え?これ無料!?
こちらがシャワー。一人で使うにはもったいないくらいのスペースがある。
韓国の街中では、トイレットペーパーを流せないトイレが多くみられる。トイレの横のごみ箱に使ったペーパーを捨てるのだ。ただこちらの空港のトイレではトイレットペーパーを一緒に流すことができた。

ふかふかのソファスペースが埋まっていたので充電スペースへ。硬いソファで仮眠をとる。
12時間というのは結構長い。
ついに中央アジア・ウズベキスタンへ
ところでウズベキスタンてどこやねん!という方も多いかもしれない。
ウズベキスタンは中央アジアの国で、周囲をいくつかの国に囲まれている。
旧ソ連の構成国で、中国と地中海地域を結ぶシルクロードの中継地点にあたり、それに関連する多くの歴史的建造物が残っているそうだ。
たまたま本屋で手に取った世界遺産の本でサマルカンドという街の写真を見た時に一目ぼれした。
ただ調べる限り、「行った」という人が少なく、詳しいことは行ってみないとわからない。いったいどんな国なんだろう。

翌27日、11:05発タシュケント行きの飛行機に乗り込む。約7時間10分のフライトだ。

ついに来たぞ!中央アジア!
14:15 タシュケント空港に到着。
タシュケントはウズベキスタンの首都で人口は約220万人。中央アジア最大級の人口をもつ都市だ。
実は今日の最終目的地はここではない。夜の便でまた別の都市に向かう予定だ。それまでの4時間でこのあたりを観光してみよう。
初めてのバス移動で感じた言葉の壁

空港を出るとタクシーの運転手が寄ってきて手招きをする。下調べした情報によると、ここからバスで中心部まで行けるようだ。
大柄のおじさんにどのバスか聞いてみた。ところが返ってきた言葉が全くわからない。なんとなくロシア語のように感じる。
そういえば元々ソ連やったっけ。
おじさんは説明を続けてくれたが、結局どのバスかはわからなかった。
今度はとなりの女性に聞いてみる。すると67番のバスで行けるということがわかった。バスが来たので乗り込む。
バスで出会った一人の男性
大きなお金使えるかな…。
空港で少し両替したが、バスでは小銭が必要ではないだろうか。すると隣の席の方が声をかけてきた。
Can I help you?
きれいな英語だった。降りるときに助けてくれるという。
乗車中にこのあたりのことを詳しく教えてくれた。そして「今はフリーの時間なので一緒に歩こう」と言い出した。
うーん、怪しい。
今までの経験上よくないことが起きそうな気がする(笑)
考えた結果お断りすることにした。ところが彼はなかなか引かない。その後もいろんな情報を教えてくれた。
いい人なんかなあ。
初めての国、短いトランスファーの時間…。
うーん、彼にかけてみるか!
彼の名はシャブカット。27歳で空港の職員らしい。どおりで英語が使えるわけだ。
奥さんもいて二人でタシュケントから少し離れた町に住んでいるらしい。
タシュケント中心部を案内され…
彼に案内されてティムールスクエアというバス停で降りた。料金は1200スム。現在のレートだと16円くらいだ。安い(笑)

彼は親切にもおごってくれた。
うーん、嫌な予感しかしない。
最後にどーんと請求されたりしないだろうか。

心配をよそに彼は市場のような道を抜け、独立広場へと案内していく。
「中央アジア」と聞くと砂漠や古い街並みを想像していたが、首都タシュケントは近代的な建物も多く、イメージした雰囲気とは少し違う。

案内の後、お金を取ったりしない?
勇気を出して聞いてみた。すると彼は「私はそんなことはしない。」と言う。
とりあえず I trust you.(信じるよ) と返した。
彼は「どこに行きたい?」と聞いてくる。だめ元でチョルスーと答えた。
市内にチョルスーバザールという町で最大級の市場があるのだ。もし一人ならそこに行くつもりだった。
彼は Ok. We have enough time! と言った。いや、時間はそんなにない(笑)
地下鉄でチョルスーバザールへ
地下鉄でバザールの方へ向かう。地下鉄も一回1200スムだった。
改札の前では荷物検査があった。彼はここでも運賃を払ってくれた。
地下鉄構内は凝ったつくりである。シャンデリアやモスクの中のような天井が見られた。

3駅ほどでバザールの最寄り駅に着いた。出てすぐが市場だ。

やはり本場の市場はすごい。人々の熱気を感じる。

山積みになった果物。色鮮やかな野菜。大きな肉の塊。香辛料の香り。
日本のスーパーでは味わえない空気感だ。

歩いているだけでも楽しく、気づけば写真を何枚も撮ってしまった。

観光地というより、「地元の生活」がそのまま見られる場所である。
ウズベキスタン料理「プロフ」は想像以上のおいしさ

Are you hungry?
そう聞かれたので A little bit.(少し) と答えた。すると彼はすぐにフードコートのような場所に連れて行ってくれた。

そこで注文してくれたのが、ウズベキスタンの国民食プロフ。
大きなお皿に盛られたご飯の上には、羊肉や牛肉、にんじんがたっぷりだ。

見た目はチャーハンのようだが、一口食べるとスパイスの香りと肉のうま味が広がる。
彼はここでも You are guest!(あなたはゲストだから) と言ってご飯代を払ってくれた。もうこのあたりで彼のことは信用できた。
時間がぎりぎりになり再びバスに乗る。間に合わなそうなので、途中からタクシーに乗り換えて空港へ向かった。
車内で折り鶴をおり名前を書いて渡すと、とても喜んでくれた。

海外で知らない人にこれだけもてなされたのは初めてだった。信じられない出会いだ。彼とはFacebookを交換して別れた。
結局1スムも使わずにタシュケントでの観光を終えた。
飛行機でも続く驚きの出会い
18:50 タシュケント発ウルゲンチ行きの飛行機に乗る。ウルゲンチはウズベキスタンの西の大都市だ。
ふぅ、間に合ってよかった。
あとはホテルでゆっくりするだけ…。
韓国から睡眠不足で今日を迎えている。少しだが眠りたい、そう思った時だった。
Hi!
となりのおじさんが話しかけてきた。「もうええって(笑)」と内心思ったが、一応答える。
日本人であることを伝えると、私の顔を珍しそうに見て、日本でのことをたずねてくる。
What do you do?(何の仕事をしている?)
How much money by working?(いくら稼ぐんだ?)
彼は現地の人のようだ。妻と二人の娘がいて、今回は会議でウルゲンチに向かっているらしい。
If you have a time, come to my house?
日本ならありえない展開だ。現地の人の家に行くチャンスはあまりないだろうが、いったん断る。すると彼は「家に行った後ヒヴァまで送る」という。
ヒヴァはウルゲンチ近くの町で、歴史的な建造物が多くある場所。今日のホテルはそこにある。
Come, come!
彼は結構しつこい。タクシーをすでにチャーターしていることを言うと、「私がドライバーに伝える」と言った。少し不安だがついていくことにした。
20:20 ウルゲンチ空港に到着。空港を出るとやはり私の名前を書いた紙を掲げるドライバーがいた。彼がドライバーと話し始める。
しばらく見ていると、二人はもめ始めた。そのままドライバーの車に乗り込む。すると彼は「あなたが選べ。」と言い出した。
ああ、めんどくさいことになった(笑)
家に行くか、ヒヴァに向かうか…今日はゆっくりしたい。
結局ホテルがあるヒヴァに向かうことにした。すると彼は
I’ll find you. 明日ヒヴァで私を見つけるらしい。なんやこいつは(笑)
10時がいいと言うので、次の日ホテルの前で会う約束をした。ただ、明日観光しようと思っている施設は9時から開く。
おい、1時間しか観光できんやんけ!(笑)
彼は本当に来るのだろうか。ホテルに無事到着し、眠りについた。

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