ウズベキスタン旅2日目。西の聖都ヒヴァを観光します。美しいタイルに見事な建造物。ふらふら歩いていると、またまたすてきな出会いがありました。
それでは行ってみましょう!
城内散歩
7:00 ホテルは朝食がついていた。パンに目玉焼き、ハムにヨーグルトまでついている。
これで一日に摂取すべき栄養はすべてまかなえただろう。うん、きっとそうだ(笑)
8:00 ホテルを出て周辺を散策する。このホテル、なんと行こうと思っていたイチャン・カラという街の城壁の中にあった。城壁内部を見られるのは9:00~となっていたが、城壁内にホテルがあるなら、散歩くらいできるかもしれない。
イチャン・カラとは「城壁に囲まれた都市」という意味で、ヒヴァにあるイチャン・カラも周囲を2.2㎞の城壁に囲まれている。
イチャン・カラはかつて中央アジアにいくつも存在していた。ヒヴァのイチャン・カラは保存状態がよく、街全体が世界遺産に登録されている。街の中にはモスクや霊廟、ミナレット(塔)、神学校(メドレセ)などが存在している。
ホテル周りを少し散歩。開店の準備だろうか。人々が商品を並べ始めた。
青いドームがいいですねえ^^
8:30 有料エリアに入るためにチケットを買いに行く。チケットは東西南北にあるゲートのうちの西門でゲットできる。価格は撮影料込みで150,000スム。
10時には昨日のおじさんと約束をしている。急いで回ってみよう。
美しい青の装飾
早速入口付近の見晴らし台に上ってみた。城壁内の街並みを一望できる。
おお、すごい!!
こちらはパフラヴァン・マフムド廟。入った瞬間、装飾の細かさに圧倒される。
続いてやってきたのはタシュ・ハウリ宮殿。
王様の部屋っぽいところ。
青のタイルとパシャリ。一枚一枚のタイルの装飾が細かくて美しい。
シルクロードを示す看板もあった。ウズベキスタンが中国とヨーロッパ地域を結ぶ道のちょうど中継地になっている。
あれ!?日本語や。
このミナレットには登れるようだ。
階段が結構急(笑)
ふぅー!最高!いい景色や。
とりあえず軽く一周できた。くたくたになって宿に戻る。時間は10時を少し過ぎてしまった。
ホテルの従業員やお客さんが「ジャポニー!」と声をかけてくれた。こちらでは日本人は珍しい。
1時間ほど待つが昨日のおじさんは現れない。入れ違いになってしまったか。結局12時まで待ったが、会うことはできなかったので再び城壁内を観光する。
こちらはカルタ・ミノルというミナレット。未完成のまま、計画が頓挫したらしく、本来ならもっと高さが出るはずだった。
ミナレットの隣にはムハンマド・アミン・ハン・メドレセという神学校がある。こちらもすばらしい装飾だ。
もう一度西門近くの見晴らし台に登ろうとすると、2000スムと言われた。なんかよくわからんが支払って登る。
うん、やっぱりええなこの景色^^
最初に登ったところが一番気に入った。ところどころ見える青のドームと土壁の建物の混ざり合った景色が何とも言えない美しさを作り出す。
店がたくさん出てにぎわい始めてきた。
ここが城壁内のメインストリート
店にはカラフルな生地の織物が並んでいる。
奥の塔のところまで行ってみよう。
あれはイスラーム・ホジャ・ミナレット。城壁内では一番高い構造物だ。
こちらは結婚式だろうか。若者のグループが手拍子をしていた。
壁の外に出てみたら
少し細い道を行くと、まるで迷路のよう。城壁は実際には二重にある。日本の城を囲む堀が二重三重とあるのと似ている。
東の門から城壁の外に出てみる。
学校帰りの子どもたちに出会ったので、近くの学校らしき建物に行ってみた。
小学生や中学生、保護者らしき人までたくさんいる。子どもたちが珍しそうにこっちを見始めた。すると一人の子どもが先生を呼んできた。彼女は英語担当の先生だった。中に入ってもいいか聞いてみると、なんと入れてもらえた。
廊下にはたくさんの子どもたち。午前に授業がある子、午後に授業がある子と分かれていて、ちょうどその入れ替わりの時間だった。
優秀な子たちなんだろうか。壁に何人かの子どもの写真が貼られている。
彼女は職員室まで案内してくれた。
日本と比べると圧倒的に物が少ない。放送機器と机があるくらいだ。
ウズベキスタンの学校は初等・中等教育が9年で日本の小学生から中学生にあたる子たちが同じ校舎で学ぶそうだ。その後は普通教育校か専門職業教育校で3年学ぶ。この計12年間が義務教育だ。驚きは学習の仕方。3年生から上の学年の子たちはクラス単位ではなく、教科ごとに各教室を毎時間移動して学習をするらしい。一つの教室に異なる年齢の子どもが集まり、授業が行われるということだ。おもしろい。
最後に校長先生ともあいさつを交わし学校を出る。
突然の訪問にもかかわらずいろいろと教えてくれた彼女にもお礼を言う。名前はローズというらしい。バス停の場所まで教えてくれた。
別れ際、「Facebookで探して!」と言って名前を書いたメモをくれた。お返しに昨日宿で織った鶴を渡した。
また親切な人に出会えた。ウズベキスタンすげえな(笑)
ウルゲンチ駅へと言ったはずが
時刻は14:00
ホテルに預けた荷物を取りに行く。受付の方は簡単な日本語で対応してくれたが「レートが変わった」と言って追加徴収してきた。海外ではよくわからないことがたまに起きる。
さて、ここから再びウルゲンチに向かう。ローズが乗り合いのタクシーよりバスの方が安いと教えてくれた。バス停でバスが来るのを待つ。
来た来た!
ウルゲンチまでは1時間半、なんと1000スムで行けた。車内では年配の方に席をゆずる場面を何度か見た。
「ウルゲンチ駅まで」と言って降ろされた場所がここ。
おかしいな、駅どこや。
地図を見ると、ウルゲンチ駅は2㎞先だった。
おい、うそやろ運転手(笑)
せっかくなので目の前の市場を探検する。
このマーケットかなりでかいぞ!
クッキーがそのまま置いてある。袋に入れて量り売りしているようだ。
さて、ウルゲンチ駅に行かないと。
ウズベキスタンの都会の道は結構きれい。
駅が見えた。ここでチケットを手に入れ、寝台列車に乗る。
うまくチケットが買えればいいのだが…。
昨日のおじさんには会えず、ただの城内観光で終わるかと思ったら、おもしろい展開になりました(笑)次回は海外初の寝台列車に乗った体験をレポートします。
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