ヨットから見る花火【228・229日目 沖縄】

日本一周

与論島でご夫婦のヨットに1泊、沖縄に着いた昨日も別の方の船で寝ました。ヨット生活3日目の始まりです。

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tomoya

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那覇の道端で

宜野湾マリーナで出会った方のヨットの中

7:00 レジェンドのヨットの中で目覚める。手づくりのスープを朝ごはんにいただいた。雨模様なので今日も泊まらせてくれるそうだ。本当にありがたい。

お礼には足らないが、船の中のふき掃除をお手伝いした。内装も外装も船のすべてがかっこいい。この方の生き方にも憧れる。

宜野湾マリーナ

10:00 雨が落ち着いたのでサイクリングに出かけることにした。

とりあえず宜野湾マリーナから首里城辺りをめざす。

沖縄に来るのは大学以来。その時も2日ほどシュノーケリングで訪れただけだったので、那覇市内をゆっくり回るのはほぼ初めてだ。奄美群島では見なかった車の交通量に驚く。

国道58号線沿いのパチンコ店のファラオ

国道58号線を進んでいると大きなファラオが現れた。待ち合わせには良さそうだ(笑)

沖縄のシーサーの工事用ガードレール

こんなところでも沖縄を感じる。

那覇の快活

10:30 たまたま見つけた快活で洗濯をすることにした。快活では洗濯機が300円。乾燥機が100円(30分)で使える。

2時間ほど滞在し出発。雨が降ってきたので公園で雨宿りし、再び道路に出た時だった。

人…か?

歩道と道路の境界ブロックに頭を乗せ、寝転んでいる人がいる。近づいてみると、あたりに血が広がっていた。

県道82号線

大丈夫ですか⁉

意識はあった。高齢のおばあちゃんだ。急いで自転車から洗ったばかりの手ぬぐいをとり、後頭部にあてる。同時にスマホを手元に置きスピーカーモードで救急車を呼んだ。が、住所がわからない。こういうときには電柱に書いてあると習ったが、目の前に見える建物の名前を伝えた。

すみません!!

通行人に助けを求めた。しかし、一人目は無視される。次の若者二人が寄って来てくれた。一緒に頭を支える。おばあちゃんは話せる状態で、「転んだ」と言っていた。頭をブロックにぶつけてしまったのだろう。とにかく手ぬぐいでおさえるも、なかなか血は止まらなかった。

前のクリニックの方がタオルを持って駆けつけてくれた。看護師資格をお持ちの方がいたので対応を引き継ぐ。少しすると救急車も到着した。

那覇市の救急車

おばあちゃんはその場でガーゼをあてられ、救急隊と話していた。隊員の方が「大丈夫です」と伝えてくれた。処置は続いているが、少し安心した。

救急車が去ってからクリニックの方と少し話した。日本一周のTシャツを見て、「よかったらどうぞ!」と差し入れをくださった。こんな時にもかかわらずありがたい。

仙台でいただいた手ぬぐい

一連の行動がベストだったかはわからないが、うまく助けを呼べて協力して対応できた。一つ役立ったものがある。仙台の方にいただいた手ぬぐいだ。「止血の時は可能な限り清潔な物で」というのを聞く。ちょうど洗濯してきれいな状態だったのが良かった。おばあちゃんと一緒に救急車に乗せられてしまったがかまわない。おばあちゃんの無事を祈る。

再会は続く【113・114日目 宮城】
名古屋でフェリーに無事乗船。いよいよ前回中断した場所‟仙台”へ。そこでもある方たちとの再会がありました。
国際通り

仙台で手ぬぐいをくれた方に連絡をした。汗を拭いたりかばんや枕にかぶせたり、大活躍の手ぬぐいだった。使ってしまったことと感謝の気持ちを伝えた。

この日は那覇の中心部をまわってマリーナに帰った。

ヨットで見る花火

ヨットでいただいた朝ごはん

次の日の朝ごはんはご夫婦のヨットの中でいただいた。マリーナでヨットを行き来する旅人。自転車で旅していることを忘れそうだ。

今日も天気はあまりよくない。レジェンドと一緒にマリーナの周りを散歩する。今晩は琉球海炎祭という花火大会が宜野湾であるそうで、大がかりな会場の準備がされていた。夕方も散歩に出てヨットに戻ると晩ご飯のいいにおいが…

ヨットでいただいた晩ご飯

奥さんの豪華な手料理と具沢山なおにぎりだった。明日こそマリーナを出る予定なので、おそらく最後の晩餐になる。感謝の気持ちを伝えつついただく。

レジェンドから「一緒に船に乗らないか」と誘われた。あんまり人と乗るのは好きじゃないそうだが、そういうのもおもしろそうと思い始めたそうだ。こんなかっこいい船に乗組員として乗れるチャンスはそうそうない。しかし返事は迷った。この後は時間を気にせず沖縄を回りたいし、その後の予定もある。3日後には出るそうなので、それまでに返事することにした。

ヨットから見た宜野湾の花火

花火大会が始まった。なんとヨットの上から見ることができた。このマリーナにはたくさんの船やクルーザーが集まっている。皆船から花火を見上げ、時折拍手を送っていた。

ヨットから見た宜野湾の花火

2010年代の少し懐かしい曲と一緒に大きな花火が打ちあがる。まさか沖縄に来てヨットの上から花火を見ることになるとは、想像もできなかった。

ご夫婦とレジェンドと記念写真を撮った。まるで夏休み、親戚の家に遊びに来たような感覚だ。今日も含め、4日間も食事に宿にお世話になってしまった。

ありがとうございました!

那覇までのルート

2023年4月14・15日【228・229日目】

宜野湾→那覇

走行距離 34.4㎞

積算距離 11,683.2㎞

ともや
ともや

おばあちゃんがどうなったのかは心配ですが、助けられてよかったです。ヨットの旅はこれにて終了。明日から沖縄を回ります。

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