三度名瀬へ
こちらは昨日いただいた差し入れ。こんなにもたくさん、ありがたい^^
11:00 釣り名人のおっちゃんの家へ。てんこ盛りのパスタに天丼。胃袋のバロメーターが一気に回復する。
最後におっちゃんと記念写真。必ず日本一周を成し遂げることを約束した。また遊びに来ます!
今日は古仁屋から名瀬まで移動し、夜の鹿児島行きのフェリーに乗る。昨日来た道を再び帰るのだ。いったい何度名瀬に行くんだろうか(笑)
最後の忘れ物
13:50 長い網野子トンネルを通過。4㎞の上りトンネルはなかなかきつかった。
住用町の見たことないコンビニに入店。「島人mart」いい響きだ^^
14:30 奄美大島世界遺産センターに到着。ここが最後の忘れ物。ようやく開館している時間に来ることができた。
世界遺産地域には必ずと言っていいほど、こうした遺産について説明する資料館や利用案内を行うビジターセンターが存在する。中の展示コーナーは比較的新しく、とても見やすかった。
奄美大島の大自然を再現した部屋には、さまざまな生き物たちの鳴き声が響く。照明によって15分おきに昼と夜が入れ替わる。これはすごい。
どの生き物も希少なものばかりなので本物がいるわけではないが、結構リアルなつくりになっている。
ところどころにある小さなスクリーンで、生き物について実際に観察しているかのように知ることができる。とてもよくできていて、ここを作った人の熱意を感じる。
こちらでは奄美群島と沖縄にある世界遺産の場所が説明されている。島全体が世界遺産というわけではなく、一部地域が登録されている。写真の緑の部分が実際の遺産の範囲(核心地帯)。その周囲に見られる黄緑の部分はバッファ・ゾーン(緩衝地帯)と呼ばれる。世界遺産登録にあたっては、遺産保全のためや景観を妨げる開発ができないようにするため、バッファ・ゾーンが設けられることが多い。
わざわざ見に来た価値があった。その上無料なんだからびっくり。
3台の旅自転車
16:00 和瀬公園という場所の東屋で少し休憩。岸壁から魚を探したり、昼寝したりして過ごした。
17:45 名瀬に到着、というより帰ってきた感覚。
港でフェリーの時間を確認する。今日乗るのは19時55分発のマルエーフェリーの船だ。どうやら無事乗れそう。
安心して自転車のもとへ。すると隣に荷物を載せた自転車が2台止まっているのを発見。旅人センサーが反応する。
イタリア人と日系ブラジル人のカップルだった。日本を周った後は世界に行くそうだ。南の島旅のクライマックスにすごい人たちに出会えた。
3台の旅自転車の写真も撮った。自転車の装備にはその方の個性があふれる。自分のプライベート空間を乗せて走っているようなものだ。お二人の自転車もかっこいい。そして一緒に日本を周るなんて素晴らしすぎる。
20:00 フェリーきかいに乗船。先ほどの旅人とともに自転車を積み込む。
奄美大島を出航。到着は翌朝だ。
おそらくこれがフェリーでいただく最後の晩餐。もうこんな大きな船に自転車と乗ることはないだろう。ラーメンをすすりながら、寂しさと満足感が交互に押し寄せた。
これにて第5弾 奄美大島・沖縄編、約1か月の南の島旅が完結です!
名瀬までのルート
見事に計測失敗したので、前回のルートを参考に距離を算出しました。
2023年4月28日【242日目】
古仁屋→名瀬
走行距離 46.2㎞
積算距離 12,483.7㎞
第5弾いかがだったでしょうか。想像以上の出会いの数々でした。学びも多かったように思います。奄美は結果的に何度も同じ道を走りましたが、自然がいっぱいのこの道けっこう好きです。次回から再び九州を駆け上がります!