島根のこのへんて何があるの?【275日目 島根】

日本一周

本日のタイトル、島根の人に見せたら怒られそうですが粛々と書いていきたいと思います(笑)

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tomoya

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フルーツオ・レ

2:00 ぷ~ん

耳元の音で夜中に目が覚めた。1匹の蚊が顔の周りを飛んでいる。暖かい季節になるにつれ、蚊たちもアクティブになってきた。

あぁ、うっとうしい。

フルーツオ・レのペットボトル

寝袋に顔をうずめるも気になって寝られない。一旦寝袋を脱ぎ、辺りを歩き回る。視界の奥で1か所光っているところが。自動販売機だろう。200円を放り込み、目をつむって押してみた。

ガタン!

フルーツオレだ。まあ当たり。

そういえばフルーツオレってなんでオとレの間に「・」が入ってるんだ。フルーツオ・レが正式名称なのか。オとレは何かの略称なのか。気になる…

深夜に何を考えてんだか。

益田氏の公園で野宿する旅人

5:20 フルーツオ・レを飲み干したところまでは覚えているが、いつの間にか夜が明けていた。

今日は久しぶりにテントを張って寝たい気分。そこで約40㎞先にあるキャンプ場をめざすことにした。ところでみなさん、

島根のこのへんて何があるの?

と疑問に思いませんか。島根県民の方がいたらごめんなさいなんですが、山陰の中でも島根のこのあたりのこと、正直全然知りません(笑)今日はいったいどんな出会いが待っているのか…?

浜田市看板

7:40 浜田市に入場。益田市から国道は9号線に変わっていた。ここからの山道がきつい。

地図上の道がうねうねと曲がっている部分。浜田市に入ったところから大きな坂が3回ほど襲ってくる。

浜田市のセブンイレブンに止めた自転車

小雨が降る中なんとか坂を攻略。コンビニに避難した。朝ごはんを買いエネルギーを補給する。すでに半分くらい体力を使ってしまった気がする。

ゆうひライン

道の駅ゆうひパーク三隅看板

浜田市の中心部から少しこいだところでこんな青看板が。ゆうひパーク…ちょっと気になる。

道の駅ゆうひパーク三隅
道の駅ゆうひパーク三隅

9:30 その道の駅に到着。

道の駅ゆうひパーク三隅

辺りを散策していると、きれいな海の景色が見える場所があった。

道の駅ゆうひパーク三隅から見た日本海

目の前に広がるのは日本海。地平線がきれいに見える。すぐ下を通るのはJR山陰本線の線路だ。

道の駅ゆうひパーク三隅に集まる人

ベンチに座って休んでいると、徐々に人が集まり始めた。聞くともうすぐ列車が通るそう。私もカメラを準備し手すり付近で列車を待った。

道の駅ゆうひパーク三隅で見る電車

来た!

トンネルから出てきたのは2両編成の列車だ。青と黄色の塗装がおしゃれ。海と列車の絵になる風景だった。この後しばらくしてからもう一度列車が見られた。今度は反対方向から。

列車を待つ間はベンチで観光に来た方やツーリング中の方々と旅話をした。この辺りは夕日がとてもきれいらしい。そういえば先ほどの青看板にも「ゆうひライン」と書かれていた。

ドライブイン日本海

コインレストラン?

10:45 不思議なワードの組み合わせに導かれて自転車を止めた。ドライバー向けの休憩スペースだろうか。

ドライブイン日本海の自販機

「いらっしゃいませ」とでかでかと書かれた場所に自動販売機が並ぶ。よく見ると麺や菓子パンなどの自販機だ。

ドライブイン日本海の自販機

テーブルとイス、お箸が準備されている。なるほど、自販機で買ってここで食べられるわけか。これならほぼ無人で運営できる。なかなかおもしろいドライブインだ。せっかくなのでカップ麺を買って食べた。バイクで来ていたおっちゃんと話した。

北海道にも作ってくれ(笑)

北海道の食料調達、特に北東部はセコマ頼りだった。コインレストランが30㎞おきにでもあれば、いや10㎞おきに…。でも待てよ北の大地でそんなことをしたら、自販機であったまる者、床で寝る者、熊に襲撃される店舗…が出てくるに違いない(笑)

妄想はこれくらいにして、行きますか。

浜田市の魚のガードレール

浜田市の街中へ。ガードレールが魚の形になっている。

浜田市のゆめタウン

11:50 この後大きなスーパーに出会えるかわからないので、こちらで昼ご飯を買った。お菓子やお酒など少し奮発。今日はキャンプ場でゆっくり過ごせるはずだ。

石見銀山看板

「石見銀山」の看板があった。世界遺産マニアとしては行きたいところだが、あるのは45㎞先の山の上。うーん、明日の自分が決めてくれるだろう。

無料キャンプ場

石見海浜公園入口

13:00 本日の目的地、石見海浜公園に到着。

石見海浜公園予約センター

公園内の予約センターでキャンプの手続きを済ませる。

石見海浜公園のキャンプ村地図

番号札と地図をもらい、キャンプサイトの説明を受けた。当日受付のみだが利用はなんと無料。最近は無料のキャンプ場が減ってきているのでありがたい。

石見海浜公園のケビン村

無料サイトの他に車が入れられるオートキャンプ場ケビン村というログハウスのような建物がある。どちらも有料だが事前に予約ができるので、荷物の積み下ろしが面倒な方や多人数でのキャンプにはいいかもしれない。

石見海浜公園のケビン

こちらがケビン。一度こういうところに友人と泊まってキャンプというのもやってみたい。

石見海浜公園のケビン

8番は「ひるがお」というケビンらしい。うん、男女で泊まると何かが起こってしまいそうな名前(笑)

石見海浜公園の無料キャンプサイト

13:30 サイトに到着。自転車は入れないので駐車場に止め、せっせと荷物を運んだ。久しぶりに愛用しているワンポールテントを張る。これで日本一周している旅人は他にいるのだろうか(笑)

石見海浜公園のシャワー室

近くにはシャワー室がある。200円で5分浴びられるようだ。しかも温水とはありがたい。

石見海浜公園の東屋

自転車に荷物を取りに戻る途中、自販機付きの東屋を見つけた。「ここでええやん!」と心の中で思ってしまったが、そんな哀れな自分をすぐになだめる。

石見海浜公園

サイトはかなり広く海にも近い。これが無料とは、信じがたい。

建物の屋根の内側にツバメの巣があった。これはいいところに巣を構えたもんだ。

石見海浜公園で食べるレトルトカレー

お腹が空いたのでとりあえずバッグの底に眠っていたレトルトカレーを食べることに。このカレーは熊本のおてつたびで社長さんからいただいたものだ。肉がゴロゴロ。あぁ、最高です^^

石見海浜公園キャンプサイトの夕日

奥の有料サイトに団体のキャンパーが何組かいるようだ。音楽がうっすら聞こえる。無料サイトの利用者も何組かいるがサイトが広いので、特に気にならない。今日の夕日も美しい。

石見海浜公園キャンプサイトの夜のテント

夜、テントの中を照らしながら日記を書いた。タイトル「島根のこのへんて何があるの?」

絶景の道の駅におもしろいドライブイン、そして夕日を独占できる無料キャンプ場…。出会った人との会話も覚えている範囲で記録する。こんなにゆったりと午後を過ごしたのは久しぶりだ。

浜田市までのルート

2023年6月11日【275日目】

萩市→浜田市

走行距離 41㎞

積算距離 13,833.5㎞

ともや
ともや

島根のサイクリングもいい感じですね!ちなみに「オ・レ」はフランス語のAu laitのことで「牛乳入りの、ミルクの」という意味らしいです。フルーツ牛乳ってことか…?次回もお楽しみに!

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