四国山陽編 完結【41・42日目 山口】

全国

目的地は北九州の門司!ところが距離はまだ100㎞以上。果たしてフェリーに間に合うのだろうか。

それでは一緒に行ってみましょう!

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tomoya

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昨日の旅仲間【41日目】

快活CLUB周南久米店

周南市の快活CLUBからおはようございます。

朝6時、外に出てみる。

昨日隣に止まっていた自転車はもうなかった。

出発して少したってスマホを見ると通知が1件。彼からインスタグラムのDMが来ていた。自転車の看板を見てくださったようだ。自分よりも1か月早く千葉から出発したそう。今回直接は会えなかったが、またどこかで会えそうな気がする。

しかしSNSというのはすごい。インスタがなければ、彼とつながることはできなかったかもしれない。SNSはどうしてもネガティブなイメージも付きまとうが、こうして接点のなかった誰かとつながり、一緒に旅をしている気分になれるのはナイスポイント。次はどんな旅人に出会えるだろうか。

道の駅での出会い

周南市からは主に国道2号線をこいでいく。めざすは関門海峡を渡った先、北九州市の門司港もじこうだ。そこから19:50発の大阪行きのフェリーに乗る。いとこの結婚式に出席し、九州よりも先に東日本を回るため、一旦大阪に戻る必要があった。

周南市工場地帯
周南市沿岸の工場地帯
戸田駅

休憩をとりながら進んでいく。山口の道は結構長く感じる。

山口県国道2号線の歩道

広い歩道があって安心。と思っていたら…おっと行き止まり。こういったこともときどきある。

道の駅ソレーネ周南

道の駅ソレーネ周南というところに着いた。時刻は11:00。昼には早いがガソリンを入れなければ。自転車旅は胃袋代がかかります(笑)そしてまだゴールまでは遠い。

道の駅ソレーネ周南の猫

さあて休憩を。て 

なんじゃ君は!

薄目でこちらを見つめている。だめだ…かわいすぎる。

「ここはあたしのベンチよ。」と言わんばかりの眼差し。

おっといかんいかん。そんなことより飯だ、飯!

道の駅ソレーネ周南のたこ飯

道の駅のショップでおいしそうなたこ飯を見つけた。昔、タコライスを注文した時にタコが入っていないことに絶句したが、こちらにはさすがにタコが入っている(笑)

バクバク食べていると、後ろの席におばあちゃんが3人座り、何やら世間話が始まった。

そういえば「おはなしきくたび」やのに全然話が聞けていない。今は自転車から離れているので、看板も何もない自分はただたこ飯をがっつく31歳だ。

よし!自分から話しかけてみよう!

ともや
ともや

こんにちは。

大阪から自転車で来たんですけど、このあたりで何かおすすめの食べ物はありますか。

おばあちゃん
おばあちゃん

大阪から!すごいねえ。名物はなんだろうねえ。

ここのレストランのメニューで地元の食材で作っているのがあっておいしいよ。

その後は旅の話を聞いてもらったり、近所の方との最近あった話を聞いたり。たこ飯を食べるのを忘れてしまうほど夢中になって話してしまった。

せっかくレストランのことを教えてもらったが、今すぐは食べられなさそう。お礼を言って自転車のところへ。

道の駅ソレーネ周南の猫

「ゆっくりできたかい?」

そう言わんばかりにくつろいでいる猫。まだおりました(笑)またね。

ひたすら西へこいでいく

周防大橋

防府市をすぎ、周防大橋を渡る。距離的に、山口は残すところ3分の1ほどだ。

周防大橋

渡り切った場所は干潟のようになっていた。こちらでも少し休憩。

周防大橋付近の干潟

あたり一面に広がった泥をじっと見てみる。たくさんの小さな穴。ぶくぶくと泥の中から空気が出てくる。下にはどんな生き物がいるのだろう。

穴を見つめながらふと考える。

今日フェリーに乗れたら終わっちゃうんやな…。

旅が終わるわけではない。むしろ日本一周はこれから。

何も

らーめん山小屋

15:00 道路沿いの店からいい匂いが。

いやいやさっき食べたところやんか。

そう言いつつ自転車を止める。

まだ夜ごはんには早すぎるで。

そう言いつつ店の中へ。

らーめん山小屋

はいこの通り。食欲には勝てません(笑)

山口のガードレールはなぜ黄色いのか?

山口県を走ると気になるのが黄色いガードレール。ここではどこでも見つけることができる。

安全のため?それなら全国統一で黄色にしてもいい気がするが。

なぁぜなぁぜ?

山口県の黄色いガードレール

山口県のホームページによると

始まりは昭和38(1963)年に山口県で国民体育大会が開催された頃。山の緑に映え、視認性がよいことから、景観整備の一環として、山口県が管理する道路のガードレールが、県の特産である「夏みかん」の黄色に統一されました。

引用:山口県HP

なるほど。たしかに、白より黄色の方が見やすい。

しかし夏みかんがモチーフとは知らなかった。山口県内では頻繁に見ることができる黄色いガードレール。今日も安全運転でがんばっていきます^^

関門海峡

ゴールの門司港の直前に通過するのが本州最西端の町下関だ。下関から関門海峡を渡り、北九州に入る。

関門海峡

お!ついに関門橋が見えてきた。

関門海峡

きれいな橋やなあ。形は明石海峡大橋に似ている。

関門海峡と自転車

こちらで一枚撮りましょうか。もうすぐ旅の第一弾、四国山陽編が終わる。

旅に出たのは40日ほど前。「とりあえず四国を回ってみよう」から「日本一周」の旅に。まさかこんなところまで自転車で来られるとは。

自転車後ろの看板

途中からつけた「おはなしきくたび」の看板。

猿の人形

彼は旅の相棒さんちゃん。大学2回生のとき、カンボジアへ行った時のお土産だ。

さあ関門海峡渡るぞ!

関門トンネル人道入口

先ほどの関門橋は自転車では渡れない。歩行者と自転車、原付は地下にあるこの関門トンネル人道を渡ることになる。

歩行者は無料だが自転車、原付は通行料として20円が必要。

関門トンネル人道料金箱

下関側に集金箱があった。

関門トンネル人道
トンネル内にある福岡県との県境

地下まではエレベーターで降り、自転車は押して渡る。このトンネルの全長は780m。15分程度で対岸の門司側に出ることができた。

門司港のはずが…

関門トンネル人道入口門司側

よーし九州に上陸だ!九州を自転車で回るのはおそらく冬になる。あたたかいうちに北をめざさなければならない。ゴールの門司港まであと少し!

門司の街並み

レトロな街並みの門司。

門司の街並み
門司港駅

いいですねえ。

さて、フェリー乗り場はと…。

あれ?門司港にはフェリー乗り場ないぞ!

フェリー会社のメールを確認。すると…

新門司港やないかい!!!!!!!!

新門司港までは10㎞もあるではないか。フェリー出航までは約1時間。

行くしかねえ…(笑)

名門大洋フェリーチケット

ということで急いで新門司港へ。無事に乗船できました。

名門大洋フェリー船内

「自転車を寝かせてもいいですか?」

「お願いします!」

相棒よ、ゆっくり休んでくれ。

名門大洋フェリー船内
名門大洋フェリーから見る新門司港

さらば九州。また冬に会いましょう。

名門大洋フェリー船内
名門大洋フェリー ツーリスト

大阪に着くのは明日の朝8:30。半日の船旅だ。

おやすみなさい💤

大阪上陸【42日目】

名門大洋フェリーから見える船

6:00 あたりはすでに明るくなっていた。漁船だろうか。小さい船がちらほら見える。

名門大洋フェリーから見る明石海峡大橋

7:00 明石海峡大橋をくぐる。

名門大洋フェリーから見る明石海峡大橋

橋の上の方は見えないが、橋の下をくぐるのは大興奮!

船内で食べるカップヌードル

朝ごはん何も用意してなかった。そういう時は自販機に限る。

名門大洋フェリー船内

8:30 大阪の南港に到着。せっかくなので、大阪の名所をこの自転車でめぐって帰ろう。

大阪難波グリコ看板

グリコ看板。ここは大阪の中でも人口密度がかなり高い地域。人ごみをぬってたどり着きました。

中之島中央公会堂

中之島の中央公会堂。自転車買ったときこのあたりよくサイクリングしたなあ。

なぜ今?

とここで後輪に違和感。

うそん、ここで?(笑)

大阪市でパンク

絵にかいたようなパンクだ。四国・山陽の旅では一切パンクしなかったが、まさか地元でするとは。

幸いここは大阪市。自転車屋さんは至る所にある。すぐに直してもらえました。

帰りに祖母の家へあいさつ。元気そうでよかった。

今回のルート

周南市から海沿いを進み、北九州市の門司に到着。フェリーの経路も少し記録してしまったので、それを除いた108㎞を今回の走行距離とします。

2022年 6月15・16日【41・42日目】

山口県周南市→大阪

走行距離 108km 

積算距離 1,880.1km

ともや
ともや

いつもブログを読んでくださりありがとうございます。四国から山陽を通り九州に入ったところで日本一周第1弾は完結です。まさかこんな旅が自分にもできるなんて。周りの方との出会いも今の自分にも驚きです。次の目的地は北。果てしない道のりが待っています。がんばりまっせ^^

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