スマホが壊れて4日目。原始的な方法で道を進むことに慣れてきました。やってきたは北海道のへその町富良野。ここでのある伝統的なお祭りに参加してきました^^
それでは行ってみましょう!
富良野までの難所
あぁ、気持ちいい目覚め…なんてはずはなかった。
昨日は帯広へ無事着いたものの、適当な野宿場所が見つからず駅前のベンチで寝たのだった。硬くて幅の狭いベンチ。駅前なので、朝になると人通りがある。みな一度こっちを見ては目をそらして通り過ぎていく。
帯広といえば、ばんえい競馬だ。馬がそりを引き、力と速さを競い合う。ばんえい競馬の馬は通常の競争馬よりも太くて大きい。ぜひともその迫力ある競争を見てみたい…と思ったが、今日は水曜日。ばんえい十勝の出走日は主に土日月だそうだ。近所のおじさんが教えてくれた。
馬がダメなら豚だ!
やってきたのは豚丼の老舗ぱんちょう。少し並んで入店。器からあふれ出す圧倒的な存在感の豚肉。
うますぎました^^
今日は帯広から富良野をめざす。主に国道38号線を通るが一か所気になる場所がある。
地図で見ると、帯広と富良野のちょうど中間地点に大きく国道が曲がっているポイントがある。国道だけではない、線路も反対方向にかなり曲がっている。ここまでの少ない経験で言うとここには峠がある。しかもこれだけ道を曲げなければ進めないような大きな峠だ。急に冷汗が出てきた。
いざ出発。今日も目印は青看板だ。北海道の道はシンプルなので、意外と看板だけで進める。
スマホなしでの移動は結構慣れてきたが、休憩の時に見れずに少しイライラする。
通り雨がきたのですぐにセイコーマートの屋根の下に入る。
魔の知床峠の記憶がよみがえる。これ以上荷物を濡らすわけにはいかない。
坂が少しずつ始まり、どんどん傾斜がきつくなってきた。
地図を見なくてもわかる。ここがきっと峠に向かう道だろう。
ここは十勝線という路線が通っていたらしい。奥にわずかに大きなカーブの跡が見える。
峠を越えるためにかなり苦労したことだろう。
引き続き急な坂道を上り、なんとか峠までやってきた。狩勝峠と言うらしい。標高は644mだ。結構上ってきたな。
下り坂を一気に駆け下り、ふもとに降りてきた。通り雨が来て木の下で休む。富良野はもうすぐだ。
無事富良野に着いた。富良野に到着した時の写真はこれだけ(笑)
今日は釧路の快活で予約したホステルに泊まる。富良野の中心部にあるとてもきれいなところだ。
ドミトリーはこんな感じ。ええやんええやん^^
ラベンダー鑑賞
おはようございます!
受付の方が親切で、宿泊者の皆さんもマナーがいい快適な宿だった。
駅で富良野と美瑛の地図をゲット!
お!祭りかな?
メインの道に出ると、なにやら祭りの準備が行われている。道を歩いていた人に聞いてみた。
今日なんかあるんですか?
へそ祭りですよ^^お腹に絵をかいて踊るんです。とっても楽しいですよ!
へそ祭り?なんやその祭り。めちゃめちゃ楽しそうやん。
実は今日は富良野を観光し、美瑛に寄ってから滝川に行く予定だった。
へそ祭り…ぜひ見てみたい、というか参加したい(笑)
夜の祭りに参加するということは、今日はこのあたりで野宿になる。
とりあえず富良野の観光だ。富良野と言えばラベンダー畑。行ってみよう!
富良野駅から北に10㎞ほど行くと、こちらのメロンハウスに着いた。新鮮なメロンやスイーツがいただける場所のようだ。
こちらでバイク旅のおっちゃんと出会った。途中の道でグーサインをして追い抜いて行った方だ。神戸から来ているらしい。一緒にメロンを見て回りながら旅の話をした。おっちゃんとのデートの始まりである(笑)
ラベンダー畑にやってきた。
メロンハウスの隣にファーム富田がある。富良野の数多くあるラベンダー中でも特に規模が大きく、有名な場所である。
きれい!
さすが有名どころとあって花もたくさん、人がたくさん。
あれ?
いつの間にかおっちゃんがいない。まあいっか(笑)
撮れているかはわからないが、とりあえずスマホで写真を撮る。
お花の鑑賞を終え、富良野駅の方に戻る。向こうでは「あの祭り」が待っているのだ。
へその上で踊る顔
屋台や提灯の準備が整い、人が結構増えてきている。
手に無料でイラストを描いてもらえるコーナーがあったので、描いてもらった。夜の祭りでは、この変な顔のイラストが腹の上で踊るらしい。いったいどんな祭りなんだろうか。
おー始まった!
メインストリートのわきで待っていると、踊り子たちが行進してきた。
なるほど、そういうことか(笑)
音楽に合わせて腹の上の変な顔が踊り始める。お腹を見せながら、進んでは止まりまた進む。
なにこれ、めっちゃおもしろい(笑)
こんな祭りは見たことがない。見ている方も楽しいが、何より演者が楽しそう。コロナ感染症の影響で3年ぶりの開催だそうだ。
次々と踊り子が現れる。お腹のイラストはチームごとに少し違うようだ。沿道のお客さんと一緒に自分も腕のイラストを見せながら踊った。
帰ってきたへそ祭り。こんなに楽しい祭り、ほかにあるのか^^
富良野市までの距離
2022年 7月27・28日【75・76日目】
帯広市→富良野市(ファーム富田までの往復含める)
走行距離 184km
積算距離 5,014.6km
5000㎞達成!富良野のへそ祭りは、今まで見てきた祭りの中でも特に衝撃的でおもしろかったです^^みんなで思い切り声を出して楽しめるって幸せなことですね。次回もお楽しみに!