あけぼのスタジオさんありがとう!
福山の写真スタジオからおはようです!
すてきな朝ごはんを用意してくださった。これは今日も頑張ってこげそうだ!
スタジオの駐車場スペースで写真を撮ってくださった。
できあがりはこんな感じ。すごい!これがプロの成す技!
2階にあるオリジナルスタジオでも、自転車と一緒にこんなすてきな写真を撮ってくださった。
建物前でも1枚。別れの時間はあっという間にやってきた。
また帰ってきます!
気温は低いが心はぽかぽか。家族に見送られ、写真スタジオを後にした。
鞆の浦ツーリング
福山市中心部から南に40分程こいだところにあるのが、有名な観光スポット鞆の浦だ。
今日は彼と一緒に観光する。まずは看板で記念撮影。鞆の浦は1934年に日本で初めて指定された国立公園「瀬戸内海国立公園」の一部である。
海岸には1隻の船が。これはかつて龍馬が海運事業に使っていた「いろは丸」を再現した平成いろは丸だ。江戸時代、いろは丸は鞆の浦の沖合で別の船に衝突されて沈没した。鞆の浦では、その時龍馬が船の賠償交渉を進めた足跡が見られる。
港の風景。
1956年に福山市に編入されるまでこの地域は鞆町と呼ばれた。古くから「潮待ちの港」として栄えただけあって、行き交う人の心を癒すような穏やかな雰囲気がある。
江戸時代から残るこの常夜燈は特に有名な写真スポット。
少し路地に入ると、歴史ある旧跡や建物を見ることができる。
階段の上から見た鞆の町の風景。
近年は「崖の上のポニョ」の舞台となったことでも有名だ。
公園のようなスペースに東屋を見つけた。旅人がこういう場所を見つけるとすぐに「ここで寝られそう」という会話になる。
崖の上の神社
鞆の浦からさらに半島の先へと進んでいく。おもしろい場所に建つ寺院があるらしい。
これがその阿伏兎(あぶと)観音寺院。たしかにすごいところに建っている。
今から約450年前、戦国武将の毛利輝元によって建てられた観音堂。航海の安全や子授け・安産の祈願所としても有名だ。
ほお、高い。
お堂から下の海を見てみる。下で想像するより高く感じる。
住職の方が旅の安全にと二人にお守りをくださった。ありがとうございます。
給油
時刻は12時を回った。自転車は自然エネルギーでは走らない。我々にはガソリンが必要だ。
彼が見つけてくれた場所へ。福山市松永町にあるこちらの食堂。何やら大盛の定食がいただけるらしい。彼はフードファイターとしての顔も持ち合わせる。
ボリューム満点の茶色い定食が登場!申し訳ないが我々には食事というより給油。1000円以下で半日走れるのだから安上がりだろう。
うめえ!!
いや、やっぱりこれは食事だ(笑)体中にパワーがみなぎる。二人であっという間に平らげた。
奇跡の出会い
食堂からすぐ近くのマクドナルドにピットイン。彼は今晩インスタのフォロワーさんと食事に行くらしい。話の流れで私もご一緒させてもらえることになった。ありがたい。
思えば、熊本出発の彼との出会いは奇跡的なことだ。SNS上でのやり取りから青森・大阪でのニアミス、東と西からやってきてこの福山の地で出会う。
「会いたい」と思う人には会えるもんやな。
彼と感慨にふけり、ぼおっと外の駐輪場を眺めているときだった。
あれ?
自転車を止める一人の青年。後ろに多くの荷物を載せた自転車。あれは明らかに旅人だ。目のピントを合わせる。
ん?見たことあるぞ!
外に出てみた。
この看板!
知ってる。彼もまたインスタで旅の行方を追っていた人だ。店内に招き入れ、4人テーブルに着席。こんな寒い季節に日本一周チャリダーが3人も集まるという状況。なんという奇跡(笑)
このマクドナルドは山陽地域を横に貫く2号線から曲がった場所にある。入りやすい場所かもしれないが、すごいタイミングだ。
彼は山梨から出発した日本一周チャリダー。ブログにYouTube、ドラムも叩けるすんごい方だった。マクドで話せたのは30分ほどだがすっかり意気投合し、今晩はこの辺りで3人で野宿することにした。
寝袋馬鹿3人組
山梨の彼とは一旦お別れし、熊本の彼のフォロワーさんとの食事会に呼ばれた。
これまたうまいとんかつ定食をいただいた。彼は読書が好きで愛読書を共有するインスタアカウントも持っていた。そこでつながったのがmさんだ。別の旅人を応援している方に、自分までこうして話を聞いてもらえるのはありがたい。食事会にはお子さんもいて、とても楽しい時間だった^^
再びチャリダー3人で合流し、野宿場所へ向かう。お世話になった方から宿提供の話を受けていたが、あえて野宿を選んだ我々。目と鼻の先に快活があるのに、それでも野宿を選んだ寝袋馬鹿3人組である(笑)思いついたのはおととい野宿したあの公園だ。たしか他にもベンチがあったはず。
寝袋馬鹿3人組はそれぞれお気に入りのベンチを見つける。旅人にとっては重要な寝床を作る時間だ。熊本の彼はふかふかでいい感じの寝袋を慣れた手つきで敷いていく。
山梨の彼は寝袋の外側にさらにテントのシートをかぶせていく。さすがの防寒対策だ。一方の私は、
これ!
へたった枕に春夏用の寝袋。彼らから「まじですか⁉」と言われたが、本人はいたって普通。
これにて夢のトリプルルームが完成。あとは無事に朝を迎えるだけだ。迎えるだけ…。
福山市のルート
2023年2月15日【179日目】
走行距離 14.1㎞
積算距離 9,344.2㎞
福山での3人の軌跡的な出会い。あの時の野宿の思い出は忘れられない。それほど強烈で、おもしろくて、ただただ寒くて(笑)次回もお楽しみに!