沖縄中部の観光スポット【232日目 沖縄】

日本一周
この記事を書いた人
tomoya

元小学校の先生が30代から
自転車日本一周の旅へ
最近はオンライン日本語教師に
挑戦中!
日々の出会いや感じたことを
お届けします!

tomoyaをフォローする

83%

嘉手納町の沖縄戦上陸碑前の海岸

6:20 嘉手納町の公園からおはようです!

近くに「沖縄戦上陸碑」という石碑があった。1945年4月1日、米軍はこの西海岸から上陸した。読谷村にあった北飛行場と嘉手納町の中飛行場の占領が目的だったのだ。北飛行場は2006年にようやく地元住民に返還されたが、中飛行場は占領後も領地拡大を続け、極東最大の飛行場嘉手納基地として現在も運用されている。

地図を見ると、嘉手納基地の大きさは一目瞭然。日本最大の羽田空港の約2倍の面積と聞いて驚いた。今朝はその嘉手納町を見て回ることにする。

嘉手納町の港通り

嘉手納町の繁華街「港通り」を進む。奥は「新町通り」と呼ばれる道だ。

嘉手納町のロータリー広場

コザ信用金庫前のロータリー。「コザ」というのは昔の町の名前。今も民間企業の間では使われているようだ。

道の駅かでな

8:00 道の駅かでなに到着。道の駅の営業は8時半からなので、駐車場で時間をつぶす。

嘉手納町は83%もの土地を嘉手納基地および嘉手納弾薬庫地区が占めている。地図上の道の駅の西側に細く伸びる地域が嘉手納町住民の主な生活圏だ。道の駅かでなは2022年増設工事が行われ、基地を一望できる展望台が設置されている。

道の駅かでなから見た嘉手納基地

その展望台に上ってみた。見渡す限り緑の土地が広がっている。

道の駅かでなから見た嘉手納基地

奥にさまざまな建物が確認できるが、あれは嘉手納町の住民が暮らす場所ではない。基地内にある軍人用の居住スペースだ。学校や映画館、ゴルフ場まであるらしい。すごいな。

沖縄の基地問題に関してはネガティブなニュースを聞くことがほとんどだ。騒音、犯罪、基地移転問題など。83%という数字には驚いてしまったが歴史的に見れば、もともと日本軍が強制接収して作った中飛行場を米軍が占領した流れがある。基地と生活を共にしてきたという方も多い。

そういえば昨日那覇から嘉手納に来る途中、軍の車に乗った方が日本語で「がんばれー!」と声をかけてくれた。道を通るときに笑顔で譲ってくれる米軍の方もいた。

充電でお世話になったマクドナルドでは、その時間帯、店内の半分程が海外にルーツのある方だった。とある家族が来店し英語で注文を始める。レジにいたスタッフは慣れた様子で英語で接客する。他にも流暢に英語を話す日本人スタッフがいた。

基地とともにある日常を少しだが感じた。知識不足な自分が少し旅したくらいで基地問題を語るのは、ここで暮らす人に失礼な気がした。

スナックのお姉さん

比謝川にかかる橋

嘉手納町の北を流れる比謝川(ひじゃがわ)を渡る。この先は読谷村(よみたんそん)だ。

比謝川のカヤックツアー

カヤックで川を上る人がいた。調べてみると比謝川ではマングローブを見るカヤックツアーが人気のようだ。

道の駅喜名番所

10:00 道の駅喜名(きな)番所というところを見つけた。ガイドの方がとても親切で、このあたりの観光案内をしてくれた。

道の駅喜名番所前の池城ストアー

お腹が空いたので、向かい側にあった商店へ。

池城ストアーで買ったさんぴん茶と沖縄そば

100円の沖縄そばがあったのでいただいた。ポットの周りにそばと具が入った器が並べられ、自分でスープを入れるスタイルでおもしろかった。この激安そば、沖縄では結構あるみたい。

食べていると、商店の隣のスナックから客の声が聞こえた。朝から飲んでいるのかにぎやかだ。しばらくすると客が出ていく。それを見送るお姉さんがいた。お姉さんは一度店に入ったが、再び出てきて目の前のいすに座った。旅人であることを話すと、お姉さんはある有名なおじさんの話をし始めた。

「この人知ってる?」

教えてくれたのは、2002年に家を出て20年以上も世界を回るおじさんのこと。無一文で自転車移動、大道芸でお金を稼ぎ、ついにはあのゴッドタレントで日本人初のゴールデンブザーを獲得する岩崎圭一さんだ。

「すごいよね!インスタで見てるの。」

興奮気味に話していた。恥ずかしながら、私は岩崎さんのことを知らなかった。調べるとすごい生き様をしている方で、自転車の旅人としても大先輩だ。お姉さんとはその後も旅の話を続け、インスタを交換した。

「応援してるからね!」

おもしろい出会いだった。

沖縄中部の観光スポット

国道58号線

国道58号線をひたすら北へ進む。

恩納村の国道58号線

恩納村に入ると、途中から海が見えた。気温は25度を超える。風が気持ちいい。

この辺りかな…?

海沿いの景色に見覚えがあった。

シェラトンサンマリーナホテル

あった!

中学の修学旅行で泊まったサンマリーナホテルだ。特徴的な形なのでよく覚えている。17年後、無職で来ることになるとは夢にも思わなかった(笑)

万座毛入口

12:00 万座毛に到着。沖縄中部の観光地と言えばここでしょう!

万座毛写真スポット

万座毛というのは、かつての琉球国王が「万人が座するに足る毛(野原)」と表現したことからついたらしい。

万座毛

こちらがその毛。石灰岩の浸食によってできた見事な地形。下の海も美しい!

万座毛

反対側も絶景!

万座毛と旅人

ここで沖縄の海が似合う男が登場!毛量では負けない(笑)

お菓子御殿

万座毛から少し進んだところにお菓子御殿という施設が。甘党チャリダーは自然に左へ曲がる。

お菓子御殿

お土産で有名な紅芋タルトがそこら中に置いてあった。サイン入りのTシャツに黄色のビーサンという変なファッションだったので、修学旅行生にじろじろ見られながらタルトを一つ買った。「あとで食べよう!」と思った頃には口の中にあった。

名護市の海沿いの道路

名護市に入った。かなり順調。

道の駅許田

13:50 道の駅許田(きょだ)で少し休憩することにした。

道の駅許田で買ったおにぎりと天ぷら

店にはお客さんがたくさんいた。おにぎりと天ぷらを買って海岸に戻る。

のんびり食べていると、目の前で車からヒッチハイカーらしき方が降りてきた。

道の駅許田で会ったヒッチハイカー

あ!

インスタで見たことがある人だった。ダーツの旅で日本2周目の旅をしているみささんだ。旅人界隈では結構な有名人。まさかこんなところでお会いできるとは。すごいのは本当にダーツで行き先を決めてしまうところ。出会った人に投げてもらうのもおもしろい。またどこかで!

国道58号線の一生無事故の石碑

道端にあった「一生無事故」の石碑。肝に銘じます。

沖縄一周に挑む自転車

実質昨日から始まった沖縄一周。2日でここまで来られるとは。

余裕があるので、こぶのように膨らんだ本部半島も時計回りに回ることにした。

本部半島の国道449号線

名護市を通り過ぎて国道449号線へ。キラキラ光る海を左手に見ながらアクセルを踏む。

本部町の橋

16:30 本部町にかかる橋を渡る。

本部町

本部町はきれいな港町だ。ここからも鹿児島方面に船が出ている。ということはここから帰った方が安いのか?

美ら海水族館に行く道のジンベイザメオブジェ

美ら海水族館はスルー。また誰かと行こう(笑)道は国道505号線に変わった。

今帰仁村看板

17:10 今帰仁村に入った。ここでとあるゲストハウスのことを思い出す。いろんな旅人から今帰仁にあるゲストハウスがおもしろいと聞いていた。先ほどのみささんもヘルパーをしていたところ。いつの間にかその村に来ていた。

今日行ってみるか… うーん。

今帰仁村看板

少し悩んでやめた。今日はもう一か所行きたいところがある。明日は雨なのでどうしても今日行きたい。ごめんよ今帰仁さん。

本部半島から橋を通って屋我地(やがじ)島に渡る。その先にめあての場所があるのだ。

ワルミ大橋

こちらが本部半島と屋我地島を結ぶワルミ大橋

ワルミ大橋から見た景色

景色最高!

屋我地島を北に進むと…

古宇利大橋

あ、見えた!

古宇利大橋

17:45 目的地の古宇利大橋に到着。なんとか日暮れまでにたどり着けた。

古宇利大橋と自転車

全長は1960m。まるで海の上を走るかのようなドライブができることで有名な橋だ。渡ろうかと思ったが、ここで満足(笑)

福岡からお越しの元気なファミリーに出会った。一緒に記念写真。

名護市の快活

20:00 今日の宿はこちら。なんと名護市の快活まで戻ってきた。これ以上北には快活が存在しない。今日はどうしてもシャワーが浴びたかった(笑)

名護市までのルート

2023年4月18日【232日目】

嘉手納町→名護市

走行距離 111.4㎞

積算距離 11,938.8㎞

ともや
ともや

明日からは雨模様のため、この日はけっこうがんばりました。いよいよ沖縄北部へ!次回もお楽しみに!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(自転車)へ

タイトルとURLをコピーしました