取材を受けた日【273日目 山口】

日本一周
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tomoya

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萩までの道のり

長門市の湊はまゆう公園のベンチに座る旅人

5:15 山口県長門市の公園で起床。広いベッドでいい寝心地だった。周囲を見回すとわりと住宅街。寝といてなんだが急にそわそわし始める。

長門から萩までの道

今日は曇り空。雨は降っていないが今にも降りそうだ。

萩までの国道191号線

引き続き191号線でに向かう。萩は先日大分で再会したおじいちゃんが「行きたい!」と言っていた場所だ。

萩までの道で雨宿りする様子

7:45 雨が降りだしたのでバス停らしき場所で雨宿り。どうやら今日はちびちび進むことになりそうだ。

長門から萩まで車で行く場合は山陽自動車道を通っていくのが最短。当然自転車は通ることができないので、地図上のくねくねと曲がった191号線を通っていくことになる。

萩までの国道191号線の山道

ここの山道はわりときつめ。地図上で言うとUの字に曲がったところだ。道路の左側の路側帯が急になくなった。ここからは後続車に気をつけつつ坂を上っていく。

鎖峠
鎖峠

なんとか峠についた。ここから萩市に入る。

萩までの国道191号線

峠を越えても山道はまだ半分。濡れた路面に気をつけながらとぼとぼ進む。

萩の城下町

萩観光案内所

9:30 萩の観光案内所に到着。

萩は明治維新で薩摩藩とともに中心的役割を果たした長州藩の本拠地である。観光スポットとして有名なのは松下村塾。広い城下町には歴史的に有名な人物の旧宅がいくつかあり、伝統的な建造物も多く保存されている。

地図で見ると、橋本川と松本川という二つの川に囲まれ島のようになっている。北西部に突き出た指月(しづき)山に萩城跡があり、中央から萩城跡にかけて城下町が広がる。

萩城下町

ここ萩では大分のおじいちゃんのためにあることをしようと考えていた。具合の悪いおじいちゃんが現地に来た気分になってもらえるようにビデオを撮ろうと思っていたのだ。ところが今日はあいにくの天気。さてどうするか。

萩城下町

とりあえずビデオを回しつつ城下町を歩いてみる。

萩城下町

白壁の古い建物が多く続く道。たしかに城下町の範囲が広い。

萩城跡

こちらは萩城跡。現在は指月公園として整備されていて二の丸、三の丸の一部が木造復元されている。

萩城跡

写真左奥の石垣が高く積まれた場所が天守台。かつて5層5階の立派な天守が建っていたそうだ。

萩の世界遺産の看板

看板が示す通り、この街には「明治日本の産業革命遺産」がいくつか存在している。構成資産の数は23もあり九州に位置するものが多いが、その中でも代表的なものが萩にある。

松下村塾

それがこちらの松下村塾(しょうかそんじゅく)だ。吉田松陰が講師を務め、わずか1年余りの期間に歴史上有名な人物を多く指導した場所。

松下村塾の歴史上の人物の写真

中には門下生の写真が。初代内閣総理大臣の伊藤博文や高杉晋作、木戸孝允らの写真もある。すごいなあ。

ゆっくり見たかったが雨が強くなってきたので一旦避難。

テレビ取材

松陰神社鳥居

松下村塾があるのは松陰神社の敷地の中。本殿でさっとお参りだけ済ませようとしたとき、とある方から声をかけられた。元純烈メンバーの小田井さんだ。BSの『あい旅 一度は行きたい極上宿』という番組のロケで来ているらしい。境内でそのまま取材を受けることになった。

「ここまでどういうルートで来たの?」

「日本一周の後は何するの?」

などいろいろと聞かれた。テレビの取材は初めてだったので少し緊張。

BS小田井涼平のあい旅ステッカー

記念にステッカーをいただいた。嬉しくてすぐに自転車のバッグに貼った。取材後はADさんが来て連絡先を交換。取材の同意書も記入する。

へぇ、ロケってこんな感じでするんか~。

と感心。カメラマンさんやマイクさん、ADさんのような裏方と言われる方たちの動きばかりが気になった。皆タレントさんの動作に無駄が出ないよう動き回っている。小田井さんもそんなスタッフを気遣いつつ次の現場へ移動する。最後までこちらに「がんばってー!」と手を振ってくれた。

プロってすごいなあ!

いやプロというより皆さん人として優しい方々だった。ADさんに「ゴールした時の写真も送ってください!」と頼まれた。こんなやつの旅話が本当に放送されるのか(笑)まあそれはそれとして最後まで楽しい時間だった。

道の駅萩しーまーと

12:20 小雨が降る中、道の駅萩しーまーと

道の駅萩しーまーとに止めた自転車

自転車とともに屋根のある場所へ避難。しばし雨宿りですな。

道の駅萩しーまーとでいただいた差し入れ

「これどうぞ!」とお店の方が差し入れをくれた。太巻きに甘い大学イモだ。食べながら雨が止むのを待った。

萩反射炉

14:00 雨が弱くなってきたので、近くにある世界遺産萩反射炉へ。

萩反射炉

この反射炉は西洋式の大砲の鋳造(ちゅうぞう)をめざして、1855年に試作されたもの。反射炉は通常、下に燃焼室と溶解室があり上に煙突が続く形状をしている。現在残っているのはその煙突部分だ。

萩反射炉

1800年代の反射炉が現存している例は全国的にも珍しく、萩を含めて3か所(他は静岡、鹿児島)しかない。とても貴重な遺産である。

長門大井駅

14:50 萩反射炉から少し先に進んだ長門大井駅に自転車を置いた。実は所用で急遽博多に行かなければならなくなったのだ。

長門大井駅に止めた自転車

萩は観光しがいのある街だった。次回はぜひ晴れの日に!

萩市までのルート

2023年6月6日【273日目】

長門市→萩市

走行距離 52.1㎞

積算距離 13,740.4㎞

ともや
ともや

雨でこんな格好の時に取材を受けてしまいましたが、後日BSで放送されました。日本一周を始めたころは自分の旅がテレビに映るなんて想像もしていませんでしたが、人生わかんないですね(笑)実は萩の町は次回も訪れます。お楽しみに!

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