自転車日本一周中断【108・109日目 滋賀・大阪】

日本一周
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tomoya

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岐阜から滋賀へ

岐阜の親戚に別れを告げ出発。ここからは関が原を越えて滋賀に入り、琵琶湖の南側を進む。今日はおそらく滋賀で一泊することになるだろう。

勢いよく出発したものの、途中で大事なものをなくしたことに気づく。北海道で手に入れたホクレンフラッグだ。北海道のホクレンのガソリンスタンドで給油するともらえる旗で毎年デザインは変わる。バイクの方にもらった大事なお土産だ。後ろの荷物にくくりつけていたが青と緑の両方ともない。実はこの旗を落としたのは2回目。人間は同じ過ちを繰り返す(笑)

ホクレンフラッグ2022

1㎞ほど戻ると道の端に落ちていた。よかった。

見た瞬間あの北海道旅を一瞬で思い出させてくれるものだ。今度は頑丈にくくりつけた。

国道21号線の歩道橋

進む道は国道21号線。岐阜の大垣市内から滋賀の米原市まで続いている。ここはその途中、歩道が反対側に変わるポイント。自転車でも上れるように坂があるのはありがたいがかなり急。大荷物の旅用自転車はこうした坂を押すのが地味にきつい。

関ヶ原駅

関ヶ原町に入った。かつて天下分け目の戦いが行われた場所だ。

愛知・岐阜方面から大阪に行くルートは主に二つある。この関が原を越えていくルートが一つ目。もう一つは三重の鈴鹿市から伊賀市を通って奈良に通じるルートだ。

伊賀を経由する三重奈良ルートは最短にも見えるが長い山道が続く。途中道も細く車が横をかすめていく区間がいくつかある。関が原を通る滋賀京都ルートは関が原と滋賀京都間の峠を越えればあとは比較的走りやすい道が続く。

岐阜滋賀県境

無事関が原を越え、滋賀の米原市に入った。関が原はなだらかな坂が続くだけで通りやすかった。日が傾き始めている。

ヒッチハイカーとの出会い

湖岸緑地松原でテント泊
湖岸緑地松原

彦根市の湖岸緑地でテントを張ることにした。琵琶湖周りにはこうしたテントを張りやすい緑地がいくつかある。少し奥に水色のテントが一つ見えた。

旅人かな…?

人の姿は見えない。とりあえず風呂に入りたかったので近くの極楽湯まで自転車をこいだ。するとインスタのDMにヒッチハイクをしているという旅人からメッセージか来た。自分と同じ場所にテントを張っているという。

あの水色のテントの人や!

まさかの出会いだった。彼とはすでにインスタでつながっていたのだ(笑)

湖岸緑地松原で出会ったヒッチハイカー

風呂から戻りテントにいる彼に声をかける。彼の名前はみさきくん。北海道からきたヒッチハイクをしながら子どもたちに伝えたいことを考えている旅人さんだ。話してみると共通点が多かった。教育大の学生で聞き上手な方。気仙沼のスローハウスにも自分より先に訪問していた。そしてなんと釧路にいた時にスーパーでたまたま出会った方とも知り合いだった。ほんと出会いというのは驚きの連続です。

彼と一緒に2回目のインスタライブ。教育について少し語りつつヒッチハイクの話やお互いの今後の話まで。学生の間にこんなすばらしい旅をしている彼のことだからきっとすばらしい人生を歩んでいくことでしょう。

滋賀から京都へ

湖岸緑地松原でテント泊

おはようございます。109日目の朝。今日もいい天気だ。

湖岸緑地松原で出会ったヒッチハイカー

朝の準備を整え昨日の旅人のもとへ。

ヒッチハイクの旅やってみたい!

またまたそう思える旅人との出会いだった。またどこかでお会いしましょう!

BIWAKOモニュメント

琵琶湖をひたすら南下していく。琵琶湖周りは1周自転車道が整備してあり、サイクリストにとっては聖地となっている。琵琶湖を自転車で一周することをビワイチと呼び、今日も多くのサイクリストのみなさんに出会った。

サイクリストの聖地碑琵琶湖

こちらがサイクリストの聖地のモニュメント。うーん、そんな足上がりませんて(笑)

琵琶湖大橋

琵琶湖大橋を渡って北側へ。

逢坂山石碑

滋賀の大津と京都の山科やましなの間には少し急な峠がある。和歌や古典によく登場する逢坂おうさかせきがあったところだ。都があった京都から東方に行く者が都に別れを告げた場所。今回は別れではなく帰還のあいさつ。

大阪までの道

国道1号線に沿って大阪へ。途中祖母の家によって晩ご飯をいただいた。

自宅まで10㎞というところで財布を拾った。自分もよくあるので落とし物をする人の気持ちは痛いほどわかる。交番へ届けるとお巡りさんが自転車を見て質問してきた。

「旅してるの?」

実はこのお巡りさんも若い時に自転車旅をしていたそうで、自転車の装備を見てピンときたようだった。ほんと最後までおもしろい出会い。すべてがつながっている感じがする。

財布の落とし主からは後日お礼の連絡をいただいた。

自宅に到着した自転車

無事自宅に到着。第2弾東日本編に出発してから約2か月。北海道まで走破し仙台までたどり着いた。仙台から大阪に帰ってきたのにはある理由があった。9月から2か月間の留学に行くのだ。

自転車旅は一旦中断。また秋に仙台でお会いしましょう!

大阪までのルート

2022年8月29・30日【108・109日目】

岐阜→大阪

走行距離 239.9㎞

積算距離 6,437㎞

ともや
ともや

北を制覇し、無事に大阪に帰ってまいりました。自転車旅の途中に海外へ行くやつは珍しいかもしれませんね(笑)次回はその留学前に挑戦したヒッチハイクの模様をお伝えします。

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