旅を支えるもの

おはようございます。OYADOでむかえる朝。朝食を食べながら、チャリダーと今後について語り合う。
同じ旅人との出会いは毎回勇気がもらえる。北海道では自転車やバイク、車旅の方とたくさん出会うことができた。みな旅のきっかけや手段、目的はさまざまであるが、自分と同じ自走系の旅人の話は特に共感できる部分が多い。彼とは次回どこで出会えるだろうか。

女将とお別れのあいさつ。本当に優しい女将さんで、出発の時はお見送りをしてくれる。何泊もして、そこを居場所のように感じることはあるが、たった1泊でそう感じたのは初めてかもしれない。またぜひ戻ってきたい場所だ。

宿を出発し旅の相棒を迎えに行く。昨日修理に出したスマホだ。画面交換だけで無事に直っていた。お店の人によると、中の水没状況はひどく、いつ壊れてもおかしくない状況だそうだ。スマホを失ってから気づくことも多かった。だが、現代っ子にはやっぱり必要(笑)

旅の相棒はほかにも。ここまで一緒に頑張ってきた自転車さん。
市内を出発してすぐに後輪がパンクした。2回目のパンクだ。北海道一周ではここまでパンクせずに本当によく頑張ってくれた。街中でパンクしてくれたおかげで、すぐ近くに自転車屋さんがあった。
親切なおじさんだ。荷物をつけたままで修理してくださった。
いつかどこかで
札幌ではあと一つやり残したことがあった。ほとんどの自転車の旅人がお世話になっている場所があるのだ。

それがここミスターバイシクル。札幌市中心部からは少し離れた場所にある理髪店だ。

ここのマスターは何十年も前に自転車日本一周を達成している。まだ舗装されていない道も多い、携帯もない時代だ。

本来は予約が必要なのだが、スマホがあんな状態だったので、直前の連絡になってしまった。しかし、マスターは快く迎えてくれた。店内には旅の時の若いマスターの写真が飾られている。
マスターが奥から1冊のファイルを持ってきた。これまでここを訪れた日本一周チャリダーの写真とメッセージが綴じられていた。見てみると知っているチャリダーが数名。みな経歴や旅の目的はさまざまである。

日本一周の旅人は無料で髪を切ってくれる(要予約)。合わせてもう一つ。訪れた記念にマスター特製のTシャツももらえる。裏には来た日づけとナンバーが刺繍してある。ちなみに私はNo.605。ここに来た605人目の旅人だ。
こういったサービスは基本的には日本一周のチャリダーにのみ行われている。このことは数珠つなぎに伝わり、毎年多くの旅人がここを経由して北海道を周るそうだ。

ここにもまた戻ってきたい。マスターまた いつかどこかで。
自転車で空港へ
一つやってみたかったチャレンジが自転車で空港へ行くこと。

空港と飛行機が大好きな私。地元の関西国際空港は高速道路でつながっているので行けないが、ここには来れた。

自転車を置いて中に入る。

ここ千歳空港はもはや一つの観光施設。お土産屋さんは、北海道のものは何でもそろいそうな品揃えだ。今日も多くの観光客でにぎわっている。

飛行機の離発着を見ながらジンギスカンをいただく。この時間たまりません^^

気づけば空港に2時間。かなりゆっくりしてしまった。空港を出て夜道をこぐ。

今日は苫小牧市のゲストハウスに泊まることにした。

旅人には広すぎる部屋だ。

今日は北海道で最後の夜になる。
やっぱり最後はこれですね^^
苫小牧市までのルート
2022年 7月30日【78日目】
札幌市→苫小牧市
走行距離 64.9km
積算距離 5,264.1km

今日はかなりゆっくりこいでしまい、苫小牧泊になってしまいました。そのせいで明日とんでもない距離をこぐことになります(笑)北海道最終日お楽しみに!

