四国上陸【2日目 香川】

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「今日寝るところはどうしよう?」どうやら香川で無料のキャンプ場があるみたい。そこに行ってみると素敵な出会いが…。

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tomoya

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朝ごはん

神戸港からフェリーに揺られること4時間。時刻は朝の5時半。高松港に到着。四国に上陸しただけでうれしくなって、フェリー乗り場から高松港の方へこいでみた。

高松港と自転車
高松港でパシャリ

グーグルマップで「無料キャンプ場」と打つと、東かがわ市というところで1件ヒット。今日はそこをめざそう。ちょっとこいだだけで腹が鳴る。時刻はまだ朝の6時。

「うどん屋って何時から開いてるんやろう?」

調べてみると、10時からや11時からの店が多かった。その中に1件、6時から開いているという店が。場所もわりと近い。店の名は「手打十段うどんバカ一代」。朝からうどん食ってバカになってやろう!

店の前に着く。「おいおいめっちゃならんどるやんけ!」

回転は速そうやけどキャンプ場にも早く行きたいし…泣く泣くうどんはあきらめた。

無料キャンプ場へ

キャンプ場へは国道11号線に沿って、海沿いを時計回りに進む。途中この旅はじめての登り道が現れた。最初は調子よく登ってたけどなんか後ろの荷物に引っ張られる感覚が…。「きっつ」そうつぶやいたところで看板が見えてきた。

羽立峠
羽立峠

「ほう、これが初峠!」ちょうど休憩所があったのでお茶を買って休憩。家から持ってきたお菓子で糖分補給。読み方は羽立峠(はりゅうとうげ)というらしい。標高は50mほど。まあこれくらいの峠なら何回でもいけそうや。

羽立峠休憩所

「大川オアシス」というレストランがある道では、海が見渡せた。

大川オアシス前
大川オアシスの前

ここで気づく。

「このまま時計回りに進んだら、海がよく見えるんちゃうか?」

何も考えずに時計回りできたが、これはよい発見!やっぱり海沿いの道は気持ちがいい!さらに進むとコンビニが見えてきた。キャンプ場の周りに何もないことは調べ済み。ここで何か買っておこう!

ファミマの看板

コンビニを過ぎて左へ(海側へ)進むとキャンプ場に続く細い道がある。「ほんまにこの先にあるんか?」と不安になりそうな道。キャンプ場の名は「田の浦野営場」

田の浦野営場への道
田の浦野営場へ続く道
田の浦野営場入口
田の浦野営場入口

ついた!

田の浦野営場

なかなか広いサイト。ここで無料でキャンプできるんや!!

最近は利用料金が高いキャンプ場が増えてきている気がするが、こちらの野営場の利用は無料。野営場(キャンプ場)は市が管轄していたり、個人が管理していたりするので事前に要チェック。田の浦野営場の場合は、東かがわ市が管理していて、HPに予約が不要であることや灰捨ての仕方などが書かかれていた。

テントを準備していたら…

さあてテントを張っていこう!

100均レジャーシート

100円ショップで購入したレジャーシートをしいて

ワンティグリスワンポールテント

テントのペグ打ちを…。え?ペグ打ちのテントなん?と突っ込みかけたそこのあなた!そう。このテントはOne Tigris(ワンティグリス)というメーカーのTIPINOVAというワンポールテント!ペグを周りに6か所も打たないと立たへんねん!(笑)

ワンティグリスワンポールテント

完成!旅に出る前キャンプにはまり、この△の形がとても気に入った。「旅でも使えるやろう!」と思って持ってきたものの、この決断が後々自分を苦しめることになるとは(笑)ちなみにこのテントは入口部分のシートに2か所ハトメをつけていて、ポールで立てて使えるようにアレンジ。なかなかいけてるでしょ?

テントの準備が終わりくつろいでいると、横でタープを立てようとしている3人の方がいた。かなり苦労しているようす。ハンマーがないのか、でっかい木でペグを打とうとしている。「うそやろ、なかなかユニークな手段やな(笑)」ちょうど手元にハンマーがあったが、一度考える。「まあ3人もおるし、そのうち立てられるやろう。」

伝説の木でペグ打ち

がしかし タープは立たない。

「よし!」と心に決めてハンマーを持っていく。どうしてこの一つの行動に時間がかかるかって、家を出て約二日、まだまともに人と会話していないからだ。

「よかったらこれ…」

3人は「ありがとう」とハンマーを受け取った。ついでにロープを一緒に張り、無事にタープが立った!まるでクララが立ったかのような感動!まではないが、とりあえずよかった。

町の人と一緒に撮っ写真1枚目

3人はデイキャンプに来ていたようで、暗くなり始めたころには片づけだした。帰り際話しかけてくださって、少し自転車旅のことを話した。まだ作ったばかりのインスタもフォローしてくださって、記念写真をパシャリ。すごくうれしかった。

火を見つめて

田の浦野営場

3人が帰った後、ぼおっと火を見つめる。旅に出て2日目でようやく人としゃべって、自分の旅のことを認知してもらって、なんか心がほっとしている。でもそのあと急に孤独感が押し寄せる。

「明日もあさっても自分は一人で自転車をこぐんや」

インスタで「#日本一周」と検索してみる。

「めっちゃおるやん!」

思ってた数倍のページが目の前に現れた。何人かフォローさせてもらって投稿を見てみる。それぞれ思い思いの旅のきっかけ、日々の投稿。自分なりの旅のテーマを掲げている方もいる。

「自分の旅のテーマはなんやろか…?」

火が消えるまで考えてみたけど、なんか頭の中がぐちゃっとなって終わった。

東かがわ市までのルート

神戸港からのフェリールートも計測してしまったので、高松港から東かがわ市の野営場までの41kmを本日の走行距離とします。

2022年 5月7日【2日目】

高松港→東かがわ市

走行距離 41km 

積算距離 96.0㎞

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