朝、富士駅にて。
富士宮市のゲストハウスからおはようございます!
久しぶりに和室の布団でぐっすり寝られた。
朝ごはんはこちら。たらこのふりかけを使ったたらこスパゲティに、最近はまっている卵スープ。なんて豪華な朝ごはんや!
オーナーのおばちゃんに別れを告げて出発。今日は海沿いの道を進んで静岡市をめざす。
富士駅近くのメインストリートにやってきた。ここでは道路の先に富士山が見えるらしい。
おー!確かにいい感じや。
富士駅の前の歩道橋にも登ってみた。スマホのズーム機能だとこれが限界。
タイトルは「朝、富士駅にて。」
今日もきれいな富士ですわ^^
言い争い
富士駅から西側に進み、富士川という大きな川を渡る。
自転車を止めて一呼吸。
川の水面からなでるように、奥に浮かぶ富士山を見る。
おー!きれいな逆さ富士や!
海沿いの国道1号線を進んでいく。
とあるベンチで休憩していると、おばちゃんが3人やってきた。
日本一周してるの?
おばあちゃんたちにここまで来た過程を説明する。このあと行こうと思っていた場所への道を聞いてみた。すると…
こっちだね。
いやこっちよ。
あっちが近いよ。
とベンチの上で言い争いを始めた。
さっきまで仲のよかった3人による戦い。最終的に地図を見た方がいいということになり、マップを確認する。まあこんなこともありますね(笑)
三保の松原
国道1号線で静岡市に向けて進んでいくと、太平洋側に突き出た半島のような地形が見つかる。その半島の東側に位置するのが三保の松原だ。7㎞にわたって5万本以上の松の木が生い茂り、海岸からは松林と富士山の絶景が見られる。
両サイドを松が囲む道を進むと、松林に到着する。海岸近くに大きな木があった。
ここ三保の松原も世界遺産である富士山の構成資産の1つ。富士山からは約45㎞も離れており、当初は登録範囲からはずれたが最終的には登録された。
海岸に出てみる。右側にはすでに沈みつつある太陽さん。左側には、
その太陽に照らされて輝く富士山が見えた。
観光客の方に写真を撮ってもらった。みなさん、グーポーズするときは腕の位置にご注意ください(笑)
海を望む場所に腰かけてみた。さっき仕入れたおにぎりを食べる。
波の音が心地いい。旅中何度も聞いた音だが場所によって微妙に違う。瀬戸内海、日本海、オホーツク海、そして太平洋。全部つながってるのに不思議やなあ。
喫茶店の裏の顔
静岡駅に到着。今日の宿はこのあたりだが、駅前で少し休憩。
仕事終わりや学校終わりの人、出先から帰ってきた人が駅からぞろぞろと出てくる。視線を感じるが気にならない。ここで寝れそうな気さえした。
繁華街から少し入った静かな通りに今日の宿はあった。
喫茶店?
名前は「泊まれる純喫茶 ヒトヤ堂」。
好奇心をそそる名前だった。予約サイトで見つけてすぐに予約した。
中に入ってみる。
カウンターの向こうからコーヒーの香りが。部屋にはレトロな家具や本が並ぶ。やはり喫茶店のようだ。スタッフから説明を受けた。
奥の階段を上がった2階がドミトリーとなっていまして…
ほぅ、奥にそんなスペースが。言われた通り進んでみる。
階段を上ると、奥に部屋があった。
こちらがドミトリー。
おもしろい作りや。スタッフの方に聞いてみると、昔は喫茶店だけで、奥のスペースを改装してゲストハウスにしたそうだ。「喫茶店に泊まれたら」そんな願いを叶える夢の空間だ。
そういえば全国には「泊まれる本屋」や「泊まれる列車」などいろいろな宿泊場所があったなあ。北海道の泊まれる列車の記事はこちら↓
おしゃれなシャワー室とトイレもあった。1階の喫茶店ではモーニング(有料)がいただける。ハニーバタートーストがおすすめらしい。明日の楽しみがまた一つ増えてしまった^^
静岡市までのルート
2023年1月12日【152日目】
富士宮市→静岡市
走行距離 70.6㎞
積算距離 8,118.4㎞
寂しいですが富士山からどんどん遠ざかります。泊まれる喫茶、すごくないですか?
ではまた次回!