こんにちは!ともやです!今回から新シリーズです。出会いにあふれた九州編がスタートします。でもなぜ四国・九州編?(笑)それでは行ってみましょう!
いざ九州へ
東日本を終えてひと息。広大な東北・北海道、真冬の関東・東海を無事走破できた。残りは九州・沖縄・山陰といったところだろう。自転車日本一周の目安の距離は約1万2000㎞。すでに8000㎞オーバーなので残り3分の1だ。そう思うと少し寂しい気がしてきた。
つたないデザインスキルでオリジナルステッカーを作ってみた。「おはなしきくたび」はこの旅のテーマだ。2022年の5月に出発し、春夏秋冬と季節をまたいできた。そんな4つのシーズンをデザインに込めた。もうすぐ2回目の春がやってくる。
さて、第1弾では四国から広島、山口の下関まで走った。九州を目前にして所用により大阪に帰ってきたのだ。今回はその九州に向けて出発。ということはフェリーで…?
いや、違う。第1弾では神戸からフェリーで高松にわたり、四国を時計回りに進んで今治から広島へと抜けた。つまり高松→今治間は走っていないのである。
旅の始まりである四国をもう一度走りたい。
いや素直に九州までぶっ飛ばせよ!(笑)という自分もいるが、お構いなしに右手に持ったペンが走り出す。
いざ、九州へ!
四国経由で九州まで行くことにした。
今回から後ろの看板をスケッチブックにしてみた。その時に思ったことを書きながら進んでいく。ヒッチハイクのときに、自転車の後ろにいろんなメッセージ書いたらおもしろいかも!と思った。もちろんこれまでお世話になった看板も一緒に連れていく。
大阪の南部
九州へスキップしなかった理由はもう一つある。大阪の南、和歌山をまだ走っていないのだ。和歌山港から徳島港へフェリーが出ているので、そのルートなら和歌山も少し走れる。
今回の行程を整理すると、和歌山からフェリーで徳島へ。四国の上の部分を今治に向けて進みしまなみ海道で広島にわたる。そこから前回の終着地「下関」をめざす。ここまでは言ってしまえば単なる助走。本番は九州に入ってからだ。
ということで和歌山に向けて大阪の自宅を出発。まだまだ気温が低い日が続くので防寒対策はしっかりした。マイナスの世界を知った富士山でのキャンプを思い出す。
突然ですが、大阪の南部ってどんなイメージですか?岸和田のだんじり?関西空港?大阪人でも正直あんまり思いつかない(笑)
そんな私がやってきたのは大仙古墳。エジプトのクフ王のピラミッド、中国の秦の始皇帝陵と並ぶ世界最大級の墳墓だ。大阪初の世界遺産となったのは2019年のこと。ただ実際に来てみると、見ての通りこんもりした森が見えるだけ。
隣接する大仙公園で休憩していると第一村人に話しかけられた。調理師のおじいちゃん。昔、車で青森や鹿児島まで行ったそうだ。「野菜ジュース飲んだら疲れへん!」は名言でした(笑)初めてステッカーをもらってくれた^^
信号待ちをしていると、すぐそばの自転車屋さんのスタッフの方が応援してくれた。ありがたい。
のどが渇いたので自販機へ。心がきれいな人だけが見える自販機か、それとも人気過ぎてすべて売り切れたか。なんでもええから水をくれ(笑)
貝塚市というところにある二色浜(にしきのはま)公園に到着。ここはたしか高校の日帰り学習で来たことがある。
公園の上には阪神高速4号湾岸線が貫いている。おもしろい光景やな。
船のような形の休憩スペースがあった。
目の前には海と広い浜がある。大阪では珍しい立派なビーチだ。
休みながら散歩に来た人の話を代わるがわる聞いた。
これ良かったらどうぞ!
第4弾最初の差し入れだ。ありがたい。大阪のおばちゃんというものは99%ポケットに飴を忍ばせている。
元々教員をされていた方が中心のウォーキンググループのみなさん。子どもの話やこれまでの旅の話をしてくださった。ありがとうございました!
走行している間にあっという間に日が落ちてしまった。今日はここをキャンプ地とするか。
寝床を整え始めたものの、屋根についていた監視カメラが気になった。
うーん、他にするか…。
近くで安心して寝れそうなところを探す。
ここにしよ!
ベンチに寝袋スタイルにはすでに慣れている。マットを敷き、バッグから寝袋だけ出す。あっという間に寝床ができる。
初日からたくさん出会ったなあ^^
今日進んだ距離は50㎞弱。北海道をめざしていた時は連日100㎞こいでいたので、これくらいのペースが非常に楽。ここからは仕事やボランティア等の予定はないので、自分のペースで進める。旅というのは本来こうあるべきや、ということに今頃気づく(笑)
おやすみなさい~z Z Z
貝塚市までのルート
2023年2月6日【170日目】
走行距離 47㎞
積算距離 8,749.4㎞
このときはほんまにあと3分の1やと思ってたんですけどね(笑)
単なる助走のはずが九州まで波乱万丈の旅が続きます。お楽しみに!