和歌山入場
朝の寒さで目が覚めた。時刻はまだ5時だが、散歩をする人がいる。さすが大阪、どこで寝ても人には見られる。
体を温めようと自販機を探した。
あれかな?

全然違った。むしろ冷える方(笑)
こんなとこで誰がクレープ、てか、‟ど冷えもん”てなんやねん!!
早朝から突っ込みがさえわたる。さすが大阪。

あたりはまだ暗いが出発することにした。今日和歌山から出る昼過ぎのフェリーには乗りたい。

関西空港を過ぎ、大阪最南端の町「岬町」に入った。

2020年3月に閉園したみさき公園の入口。かつては遊園地に水族館、動物園まであったそうだ。
県道752号線で大阪から和歌山へ入る。100mほどの上りがあったが難なくクリア。

和歌山城の前に到着。

和歌山城の天守は大天守と小天守が連結し、姫路城や松山城と似たような構造をしている。1945年の和歌山大空襲で焼失したが、その後再建されたそうだ。
アマルフィ

和歌山城から東へ進むと和歌山駅に着く。ベンチで少し休憩。

和歌山駅から南西に約9㎞の海に突き出た場所に雑賀崎(さいかざき)という町がある。その景観がイタリアの町アマルフィに似ていることから「日本のアマルフィ」と呼ばれている。今日は残念ながら天気が悪い。ちなみに去年来たときは

こんな感じ!

斜面に立つ家々や明るい色の塗装をした船が美しい景観を作り出している。
つるちゃん

雑賀崎から和歌山港に向かう途中でわかやままるしぇという施設があった。中央卸売市場の中にある施設で、2020年のリニューアル後は一般のお客さんも利用できるようになったそうだ。おいしそうなにおいがプンプンする。
海鮮丼の店があったが、なんとなく足が動いたのは喫茶・軽食つるちゃんというお店。見るからにアットホームな感じがする。

ハンバーグの定食を注文。これで700円(当時)。おまけに後からアジと麻婆豆腐もつけてくれた。

この店は50年の老舗らしく、店主のおばちゃんは保険会社で働きながら寝る間も惜しんで、市場の人の胃袋を満たしてきたそうだ。激動の人生を聞かせてもらった。

時刻は13時。無事に和歌山港フェリーターミナルに到着。ここから出ているのは阪急フェリー。徳島までの料金は大人1名2500円にプラス自転車代が2500円かかる。

船の種類はかつらぎ。朝から夜中まで運行されている。

13時40分 乗船
丁寧にくくりつけられる愛車。

遠ざかる和歌山。走ったと言っても一瞬やったな(笑)

徳島港までは2時間15分。ぐっすり寝れるほどの時間はない。
15時55分、徳島港に到着。去年5月以来の四国入場だ。
ここからは国道55号線と11号線で香川に向けて進んでいく。

道の駅に到着。めあてはここの食堂メニュー…

…だったが、15分前に閉店していた。くぅ~(T T)
思い出の野営場
香川県に入ってすぐの田の浦野営場へ。

ここは無料でキャンプができるスポットだ。ここに来るのは実は2回目。前回はこの旅のなんと2日目。
まだ日本一周の看板すらつけていない旅ど素人のときだ。

懐かしい、あれからもう9か月か。
思い出したのはこの野営場で出会ったある方たちだ。たまたまテントが隣で少し話した。旅に出てほぼ初めて出会った人たちだった。
そしてなんと明日、その方たちと会う約束をしている。同じルートを行くのは飽きるかもと思っていたが、逆だった。再会が楽しみで仕方ない。あの日以来、彼らは私のことをハンマーくんと呼んで応援してくれている。なぜそんな名前なのか、真相はこちら↓

東かがわ市までのルート
2023年2月7日【171日目】
大阪府貝塚市→香川県東かがわ市
走行距離 98.8㎞
積算距離 8,904.3㎞

ハンマーくんが四国に再上陸!まだ知らない四国の上の方を走ってきます。次回もお楽しみに!

