うどんがよんでいる【172日目 香川】

日本一周
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tomoya

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朝の問題

おはようです!

香川県の野営場で目覚める。昨晩も結構冷えたが、雪の滋賀に比べたらまったく問題なし。

テントで食べる朝ごはん

朝ごはんの時間です。といっても食料はラーメンのみ。寝不足の体に朝ラー、これもまた問題なし!

田の浦野営場に張ったテントと干した寝袋

体がポカポカしてきた。少し湿った寝袋を太陽さんに捧げる。うん、いい天気や☀

キャンプ場で歯磨き

歯磨きは海を眺めながら。そういえば旅2日目の時もこうして歯磨きしたな。感慨深い。

自転車日本一周旅人は足腰が命だ。よってストレッチは欠かさない。妹がプレゼントしてくれたズボンがかなり快適。しかし、旅の経験値と反比例するかのようにバランス感覚が失われていく。これは問題。

うどんがよんでいる

自転車の後ろのスケッチブックに書いた文字

荷物を積み込みいざ香川の街へ。今日はうどんの気分。マジックで思いをこめて書いてみた。さあどこのうどん屋に行こうか。

野営場からはとりあえず国道11号線に出ることにした。今日は高松が目的地だ。道路に出て5分ほど走ったときだった。前に1台の車が止まった。

中から出てきたのは頭にタオルを巻いたお兄さん。なんとこの方数年前に日本一周をした方だった。

うどん食べに行きますか?

びっくりして一瞬ひるんだ。さっき看板に「今日の気持ち」を書いて、まだ10分も経っていない。もちろん誰かに食べさせてもらおうなんて考えていなかったが、ありがたい。それにこの方の旅話もぜひ聞いてみたい。

香川の吉本食品うどん

近くにあったこちらのうどん屋で待ち合わせ。店の横にはすでに列ができている。並んですぐお互いの旅話が始まった。

香川の吉本食品のうどん

中に入り早速注文。目の前に美しいおうどんが現れた。文句なしの最高の味。次からは朝ラーならぬ、朝うーで行きましょかい!

この方は2017年に自転車日本一周を達成されたそうだ。現在は経営をされていて、たくさんの旅人や地域の方とつながりを持つ方だった。よんでいたのはこの方との出会いだった。ごちそうさまでした!

一人の旅からみんなの旅へ

さぬき市看板

国道11号線に沿って行けば高松に着くが、前回逆側から通った道なので少し内陸を走ることにした。県道10号線に乗り換え、さぬき市に入る。

道の駅みろくに止めた自転車

道の駅みろくでトイレ休憩。ベンチで人が来るのを待ってみたが、今日はほとんど人通りがない。

さぬき市から高松まで続く道

高松までしばらく走りやすい道が続く。遠くにぼこぼことした山が見える。そういえば香川ってこういう小さな山が多いような。時間を気にせずのんびり進んだ。

高松駅前

無事高松に到着。快活でシャワーを浴びて、約束の時間を待った。

今日はこの後、ある方との再会が待っている。旅2日目に田の浦野営場で出会った方たちだ。一人の方が車で迎えに来てくれた。もう一人の方にサプライズするそうだ。

高松の一鶴

車で友人を迎えに行く。ドアが開くと私が乗っていてサプライズ大成功。約9か月ぶりの再会だ。一鶴というこの辺りでは有名な骨付き鳥の店に連れてきてくださった。この鳥うまかったなあ^^

食べながらこれまでの旅の話をした。出会った日のことや途中のハプニング、今後の話までたくさん聞いてくださった。

高松港に止めた自転車

食べ終わってから車で夜のドライブへ。目的は私の野宿場所探しだ。くるっと高松市内を回ってくれて、最終的にここに決めた。昔から知っていた友だちのよう。大はしゃぎのドライブだった。

高松港で野宿

寝床を整えた。今日もすてきな出会いに恵まれた。うどんがつなぐ出会いはそう簡単に切れない。四国、いや香川は何かパワーを持っている気がした。

自分としては一人でただ自転車をこいでいるだけ。たまに感じる孤独はこうした方たちがいることでずいぶん紛れる。もはやここまで来ると一人の旅ではない。

出会った方の気持ちも乗せて走っていこう。

ちょっとかっこつけて寝袋にくるまる。今夜も冷えそうだ。

高松市までのルート

2023年2月8日【172日目】

東かがわ市→高松市

走行距離 69.9㎞

積算距離 8,974.2㎞

ともや
ともや

うどんがつないでくれた出会いは切れないですねえ。この方たちには今後も大変お世話になります。次回もお楽しみに!

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