サイクリストの憧れ「しまなみ海道」。その東に最近開通した道がありました。その名も「ゆめしま海道」。さてどんなところなんでしょうか。
感謝のお手紙となるはずが…
おはようございます☀
今治市の無料キャンプ場で目覚める。
「ザーー、ザーーー。」波の音がする。そういえばここ海沿いやったっけ。
こんなきれいな海岸あるなら言っといてくれよ(笑)
昨晩遅くに到着したので、海の存在には気がつかなかった。
メスティンを使ってご飯を炊いた。家から米を1合ずつ袋に入れていくつか持ってきていたのだ。しかし消費しないとただの荷物である。ごま塩ふっておにぎりを作った。
お世話になったおてつたび先へお手紙を書く。自分のような自転車の旅人でも受け入れてくださったことがありがたい。きっちり感謝の気持ちは伝えよう!
とこう書くとなかなかできるやつだなと思われるかもしれないが、実は寮のリモコンを持ってきてしまった。感謝の手紙となるはずが、お詫びから始まる。リモコンと一緒に近くの郵便局から送った。
しまなみ海道へ
四国に別れを告げ、しまなみ海道をわたる。広島県尾道市と愛媛県今治市とを結ぶ自転車専用道路だ。自転車に乗って島渡りができるチャリダーにとっては聖地のような道である。
距離は70~80㎞あり、一日で走破もできそうだが、途中の島で1泊することにした。途中の生口島から東へ進んだところにある上島町をめざす。
今治側から出発すると、最初に大きな橋があった。来島海峡大橋というらしい。橋の上まではくねくね曲がる自転車道を上っていく。しまなみ海道ではこのような橋がいくつかあり、そのたびに橋の高さまで上っていかなくてはならない。
雨がぱらついてきたので、カバーを装着。
おーーー!これこれ!!
天気は悪いが、自転車での島渡りは気持ちがいい^^
橋をわたると、次は島の中の道を走っていく。ブルーの自転車ナビラインがあり、行先も所々に書いてあるので走行しやすい。車通りが多い場合は無理なく歩道を走ることもできる。
途中の多々羅大橋までは、いくつか道の駅があった。
道の駅今治市多々羅しまなみ公園には、このようなモニュメントがあった。ご夫婦で来られていた方と出会い、写真を撮ってもらった。
多々羅大橋を渡っていく。
お!広島県!こんにちは。
橋の中間地点には広島県との県境があった。これを渡りきると生口島だ。
ゆめしま海道に突入!
生口島の東側をしばらく進むと、隣の岩城島までのフェリー乗り場がある。ゆめしま海道の玄関口だ。
しまなみ海道の東側に広がるゆめしま海道。弓削島、佐島、生名島、岩城島の4つが橋でつながっている。2022年3月に生名島と岩城島を結ぶ「岩城橋」が開通し、サイクリストにとって注目のエリアとなっている。香川のキャンプ場で出会った方が、親切にもこの情報を教えてくれた。
船に乗り込んだところで車の方から声をかけられた。
「日本一周!?どっから来たのー?」「頑張ってねー!」
雨で沈みがちな気持ちが一気に回復。人の応援というのはすごい!
生口島の洲江(すのえ)港から岩城島の小漕(おこぎ)港までの料金は片道300円。所要時間は5分だ。
あっという間に岩城島に到着。乗ってきたフェリーはこんな感じ。
開通したばかりの岩城橋を渡る。雨が強くなってきた。だが今日の宿はもう少し!
まるでおばあちゃんち
「くぅ…、結構濡れた。」お宿に到着。
本日お世話になるのはゲストハウスとこのま
オーナーさんはとても親切な方であたたかく迎えてくださった。
古民家を改装したそうで、個室はこんな感じ。落ち着いた雰囲気で、おばあちゃんの家を思い出す。それになんといってもふかふかの布団!ダイブしたいが、お風呂に入ってからにしよう。
でお風呂にダイブ!ではなくゆっくりつかる。
はあ、やっぱり風呂だ。湯舟だ。最高だ。
風呂を開発した人に拍手を送りたい。
キッチンスペースもおしゃれやなあ!なんて落ち着く場所なんや。
荷物を置いてしばらくぼおっと過ごす。
胃袋から悲鳴が聞こえる。
おっと晩ご飯!
夜の街に出てみる。すると近くの人が人気の飲食店を教えてくれた。
鯛のお造りがうますぎる!大将は気さくな方で、旅の話をたくさん聞いてくださった。
大将おすすめの玉ねぎ丸ごと揚げ。玉ねぎの甘味が口いっぱいに広がって、あの、その…。とにかく最高なのだ。
雨で濡れていた荷物を外で干させていただいた。
雨はまだ降り続いている。明日は晴れたらええな。おやすみなさい。
上島町までのルート
2022年 5月26日【21日目】
今治市→上島町
走行距離 79.6㎞
積算距離 1,043.5㎞
1000㎞達成!よっしゃー!
ゆめしま海道もいいですね!次回はゆめしま海道の続きとしまなみ海道後半戦。お楽しみに^^