宮島二人旅

親戚のうちを出発し熊本の旅人と合流。今日は二人で宮島の観光だ。

自転車は近くの駐輪場に置いていき、徒歩でフェリーに乗り込む。

宮島に到着。

神聖な鹿さんたちがお出迎え。

海沿いの道を歩いて厳島神社へ。平日だがさすが有名どころ。観光客が多い。

海に浮かぶ大鳥居が見えてきた!

とりあえず記念に1枚。

中央からも写真を撮ってもらった。Tシャツを着ようが看板をつけようが、まったく恥ずかしくない。しかし、顔の日焼けがすごいなあ(笑)

この時間帯は潮が満ちている。神社全体が水に浮かぶ。

改めて見ると、すごいところに神社を作ったもんだ。後ろに見えるのは山全体がご神体となっている弥山(みせん)。

この橋は反橋(そりばし)と呼ばれる。現在の橋は1557年に架けられたそうだ。

西の回廊から見えるこちらは能舞台。1680年に作られた歴史ある建物。昔の人もこうして鳥居と重ねながら能の鑑賞をしていたのだろうか。

お!桜?
と思ったら梅だった。きれいな花だ。ようやく長い冬の終わりを感じる。

つぼみの軸がなく、花びらが丸いのが梅の特徴らしい。知らなかった。

顔はめ。うん、日焼けやばい(笑)

割烹かあ。
旅人にはもう少しリーズナブルなお店が。うん、君も割烹は早いんじゃないか(笑)

宮島から戻り、国道沿いの天ぷらの店にやってきた。

店名通り、あつあつの天ぷらが運ばれてくる。もううまい。ご飯と一緒にかきこんだ。
歴史を紡ぐアーチ橋

順調に2号線を進み、山口県に入った。2号線というものは果てしなく続くな。

岩国市の錦帯橋までやってきた。自転車を並べて写真撮影。

岸にも降りて写真を撮る。
錦帯橋が初めて建てられたのは1673年。今から約350年も前のことだ。洪水によってこれまでに2度流出してしまったが、無事再建され今日に至っている。

4本の橋脚にまたがって5本の橋が架けられている。第1・5橋は長さが34.8m、第2~4橋はそれぞれ35.1mと、一つひとつのアーチ橋がとても長い。

この長いアーチ構造を可能にしているのが、世界で唯一の橋の組み方である。木の板と楔(くさび)、梁(はり)をうまく組み合わせ、頑丈かつ美しい橋に仕上がっている。

熊本の彼とは残念ながらここでお別れ。彼はこのまま九州へ走る。私は今日も広島の親戚のうちに泊まることになっている。日本一周中はSNS上で旅時間を共有し、福山で初めて会ってからここまで一緒に走ってきてくれた。旅中一番長く過ごした仲間である。ゴールの熊本まで、どうかお気をつけて!
1000キロハイク
あ、あの人は!
岩国からもう一度広島に向かっている時だった。前から何かボードを持った人が歩いてくる。

この方なんと東京から熊本の実家まで歩いて旅をしているらしい。ボードには1000キロハイクと書いてある。
バカなんか(笑)
と大バカな先輩は思った。実は彼を初めて見たのは尾道だ。ただその時はスピードが出ている状態ですれ違って、「今のひとダンボールか何か持ってたような」くらいしか思わなかった。まさかまた見つけられるとは。彼のノートに応援メッセージを書いて別れた。

再び昨日の親戚のうちへ急ぐ。登り坂で疲れてちょっと休憩。

去年お邪魔した時は昼寝だけさせてもらったが、今回は2泊もお世話になる。本当にありがたい。
廿日市市までのルート
2023年3月7日【190日目】
広島県廿日市市→山口県岩国市
走行距離 63.4㎞
積算距離 9,890.3㎞

今回の九州に向けた旅は出会いがあふれています。それも偶然のものが多くて、いい人ばっかり。次回から山口をぶっ飛ばします!

