レッツゴルフ!【224日目 沖永良部島】

日本一周
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tomoya

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ウミガメ

ワンジョ公園の前の海岸

6:30 沖永良部の公園からおはようです!穏やかな波の音がして砂浜へ。夜は星空を見ながら寝て、朝は波の音で起きる。これ以上の野宿はない気がする。

ワンジョ公園に張ったテント

隣のご家族は夜に帰っていった。ヌーの群れのようないびきを聞かせなくて済んだ。

公園でテントを片付ける旅人

テントを片づける。ペグ打ちのテントは立てるときは少し手こずるが撤収はあっという間。

ごみをくくりつけた自転車

ごみの捨て場所がなく溜まっていく。そういえば北海道でも捨て場所に困った日があった。とりあえず自転車に巻き付けて出発する。

沖永良部島のウミガメビューポイント

ワンジョ公園から西へ少し戻ったところにウミガメビューポイントという場所がある。

沖永良部島のウミガメビューポイント

この辺りではウミガメが見えるというのは聞いていたが、そんな運よく見えるものか。設置してあった双眼鏡をのぞく。すると…

おる!!

親子だろうか。小さいのと大きいのが仲良く泳いでいる。顔を上げてはすぐに潜る。エサを探しているようだ。

生まれてみたウミガメの姿に興奮した^^

上陸の地

次のフェリーは明日の朝に出る。今日一日で島の東部を半周すれば、沖永良部一周達成だ。

伊延(いのべ)港という港に到着。昨日着いた和泊港からはちょうど島の反対側にある。

沖永良部島西郷隆盛上陸之地

「西郷隆盛上陸之地」と書かれた石碑があった。歴史的に重要な場所のようだ。

沖永良部島西郷隆盛上陸之地

こっちにもはっきり書いてある。

沖永良部島西郷隆盛上陸之地の看板

説明によると、流刑の罪で沖永良部に来た西郷隆盛はまず伊延港に上陸したらしい。牢屋ができるまで2日間は船の牢屋で過ごし、新しく牢屋ができた和泊までは、4㎞の道のりを歩いて移動したそうだ。この地でそんな出来事があったとは。

沖永良部島の道

いつか自分も…。

ともや上陸の地が定められるのはいつになるだろうか(笑)

圧倒的大自然

国頭のガジュマル

続いて見にきたのは国頭小学校のガジュマル。校庭に大きなガジュマルの木がある。「ご自由に観光ください」と書いてあった。

国頭のガジュマル

このガジュマルが植えられたのは今から120年以上前の明治31年。国頭小学校1期生が植えたと書いてあった。

奄美群島の島々にはそれぞれ樹齢が100年単位の大きなガジュマルの木がある。自然災害や戦争を乗り越え生きてきたと思うと感慨深かった。

沖永良部島のフーチャ

10:00 今度は北部の海沿いにあるフーチャという場所へ。フーチャは琉球の言葉で「吹き上げる」という意味。

沖永良部島のフーチャ

ごつごつした岩場に道が1本。手すりはなく、周囲が自由に見渡せる。

沖永良部島のフーチャ

下からはまさに名前のように水が吹き上げる。

沖永良部島のフーチャ

年月をかけてできたであろう壮大な岩の地形だ。

沖永良部島のフーチャ

岩場では釣りをしている人たちがいる。まずあそこまで降りるのが大変そう。

沖永良部島のフーチャで記念写真を撮る旅人

同じタイミングで崖にいた方に写真を撮ってもらった。

鹿児島から移住してこられた方だった。ひと二人がやっと立てる断崖で旅話をした。

沖永良部島のフーチャ

ここだけそこがズドーンと抜けたような地形。日本中を旅してきたが、これに似た場所は思いつかない。すごい場所だった。

沖永良部島のフーチャ近くの道

フーチャから少し走った場所にまた別の絶景スポットが。

沖永良部島のフーチャ近くの海岸

テーブルのようになった岩に勢いよく波が打ちつける。

沖永良部島のフーチャ近くの海岸

圧倒的大自然!岩の上を洗うように流れてまた去っていく。

沖永良部島のフーチャ標識

すごかった!個人的に旅で見た場所でトップ3には入る絶景だった。

需要と供給

沖永良部島の道

腹減ったなあ。

ぶつぶつ言いながら坂を下りている時だった。

沖永良部島の移動販売の弁当屋

道路沿いにポツンと移動販売の弁当屋さんが現れた。こんなに需要と供給がマッチするタイミングがあろうか。速攻で小銭を取り出し弁当を買う。スタッフの方はなんと大阪出身だった。めぐり合わせですね^^

笠石海浜公園

12:00 近くの笠石海浜公園へ。これまたいいところに公園があるもんだ。

笠石海浜公園

公園内にはかわいい色の塔とたくさんの百合があった。残念ながらまだ蕾だったが、きれいなカーブを描くように並ぶ姿が美しい。

笠石海浜公園の海岸

腹は満たされたのでどこかでゆっくり…公園の裏に海岸があった。

笠石海浜公園の海岸

ここの海もきれい!穏やかな海の音に癒される。

笠石海浜公園の海岸の海

透き通った水の中には熱帯魚がうようよいた。

笠石海浜公園の海岸の奇岩

こちらはモンスターの口のような奇岩。

笠石海浜公園の海岸の地形

苔むした岩のすき間を流れる水。

需要と供給がマッチしたすてきな時間だった。

ジッキョヌホー

南洲神社の西郷隆盛像

14:00 和泊に戻ってくることができた。これにて沖永良部も一周達成。ゴールでは西郷さんが迎えてくれた。この南洲神社は、ゆかりのある西郷さんを偲んで建てられたそうだ。

沖永良部島の西郷隆盛の牢獄

これは西郷さんが入っていた牢獄を再現したもの。檻の中には、座禅を組むやせ細った西郷さんの像がある。

ジョッキヌホー

今日は最後にもう一か所見たかったところへ。

ジョッキヌホー

それがこちらのジッキョヌホーという場所。

ジョッキヌホー

昔はここのわき水を使って野菜を洗ったり、洗濯をしたりしていた。集落の中心にあり、コミュニケーションの場でもあったそうだ。洗濯をしながら世間話をする島民の方の姿が浮かんできそうである。

レッツゴルフ!

フローラルパークでグラウンドゴルフをする方々

17:00 野宿場所を探していたところ、海沿いにフローラルパークという大きな公園を見つけた。何組かのチームが場所を替えながらグラウンドゴルフをしていた。あるチームのおばあちゃんと話す。

あたしの子どもに似てるねえ!

息子さんおいくつなんですか?

50歳!

どてーん!と吉本風に転げそうになったが、仲良くなっておばあちゃんのチームに混ぜてもらえることになった。

フローラルパークでグラウンドゴルフをする旅人

レッツゴルフ!

人生初のグラウンドゴルフだ。おじいちゃんがビデオをとりながら言う。

ちょっと待って、名前を名乗ってください!

あ、大阪から来たともやです!

自分のスマホに向かってなぞの自己紹介(笑)見事にボールは右の方へそれていく。おじいに集中力を奪われた。

フローラルパークに止めた自転車

皆さんとのゴルフはめちゃくちゃ楽しかった。日が暮れたところで終了。ベンチでメンバーの皆さんとお茶会をした。食べながら四方八方から飛んでくる質問に答えた。

沖永良部島でいただいた差し入れ

余ったお菓子までいただいてしまった。ありがとうございました!

フローラルパークのトイレ前で野宿

21:00 屋根のある場所を探したが見つからず、トイレの間のスペースをお借りすることにした。通常トイレの横ではあまり野宿したくない。においが気になるし、人通りもあるからだ。ただここは南の島。夜になれば辺りは真っ暗で人の気配は全くなくなる。

おやすみなさいzZ Z

フローラルパークまでのルート

2023年4月10日【224日目】

ワンジョ公園→フローラルパーク

走行距離 48.8㎞

積算距離 11,589.3㎞

ともや
ともや

最後はゴルフをするなぞの展開。ただこうした出会いも徳之島で一日ずれていなかったらなかったかもしれないので尊いですね。次回もお楽しみに!

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