九州一周達成
9:00 夜行バスで大阪から北九州に戻ってきた。
愛車を迎えに駐輪場へ。安心安全の日本社会に甘えすぎて荷物をほとんど置いていったが、この通り全部無事である。すごいな日本。
11:10 トンネルを抜ける。この向こうは門司港だ。
門司港駅が見えてきた。少し感慨深い。
関門海峡へ向け海沿いの道を走る。散歩中の方や観光客の方と少し話した。
12:00 関門橋が見える場所に来た。これにて九州一周達成。前回ここに来たのは3カ月も前のこと。時間かかりましたなあ(笑)
懐かしや下関
地下の関門トンネルを通るため、エレベーターに乗車。
トンネル内の自転車走行は禁止。下関側まで歩いていく。九州さんとはお別れだ。
下関側に料金箱があるので運賃を支払う。自転車の料金は20円。駄菓子以外でこんな少額払うことがないので新鮮。
ちなみに通行できる時間は朝の6時から夜の10時まで。地元の方で運動がてらここを歩いている方も見かけた。
下関側に出た。山口さんも久しぶり。ここは前回唐戸市場に行く前にチャリダー仲間と野宿した場所。懐かしい。
今日は月曜日で寿司のイベントはやっていないので唐戸市場はスルー。いやあでもまたあの寿司が食いてえ。
山陰旅スタート
さて、今日から本当にラストの山陰旅が始まる。予定では山陰地域を海沿いの道で攻略し、6月中旬に大阪へゴール。うん、予定では(笑)
今日は海沿いの国道191号線で行けるところまで進む。長門まで行けたら最高ですね。
13:00 お腹が空いたのでスーパーへ。
炭水化物と糖分をチャージする。買い物終わりのお母さんと旅の話をした。
下関辺りは過去の旅行も含めて何度も訪れているが、ここから北の山口は未知の世界。旅仲間によると山陰はアップダウンがきついそうだが果たして。
JR吉見駅の近くの公園で休憩。
いい感じのベンチがあったので少し寝てみることにした。うん、悪くはない。夕方に出会っていたら間違いなく野宿候補だ。
近くで遊んでいた小学生たちが話しかけてきた。「こうやって公園で寝ることもあるよ。」と言うと少し距離を置かれた(笑)
再び国道に出てすぐ、バイクの方からカンパをいただいた。ありがたく胃袋のガソリン代として使わせていただきます。
下関の市街地から遠ざかるにつれ、だんだんアップダウンがきつくなる。前回山口を走った際によく見たあの黄色いガードレールは、この辺りでは見ない。
15:20 湯玉駅という無人駅に到着。
ベンチに腰かけ、この後の道のりを地図で確認する。ここから長門市まではまだ50㎞程ありそうだ。とりあえずこの後のある有名な観光スポットを回ってから考えよう。
そのスポットというのは、山口県の北西部にある角島大橋だ。まるで海の上を走っているかのようなドライブスポットとして有名。この様子なら夕日の時間に合わせて行けそうな気がする。
道の駅を過ぎたところにある特牛(こっとい)港がきれいだったので写真を撮った。変わった名前で覚えやすい。日が沈む、急げ急げ。
右側の茂みから突然鹿が飛び出してきた。あっという間に遠くに駆けていく。道路で鹿に出会ったのは奈良公園を除くと北海道以来か。
道は一旦海側に伸びる県道275号線に変わる。橋まであと少し。
とあるバス停の壁に素敵な言葉が書いてあった。忘れがちな小さなコミュニケーション。学年と名前が書いてあったので、地元の小学生が考えたのだろう。
18:30 角島大橋に到着。奥に浮かぶ角島の向こうに夕日が沈んでいく。なんとか日の入りに間に合った。
雲にあたった光が自分にはオーロラに見えた。ちょっと美化しすぎ?(笑)
近くの展望台からも見てみる。うっとりするような夕暮れの景色。
お手洗いに行くと上から何かの鳴き声が。
ツバメの巣だ。こんなところで子育てとは羨ましい。親はせっせとエサを運んできていた。
子ツバメたちの鳴き声を聞きながら、周辺の公園を調べる。5㎞先に野宿できそうな公園を見つけた。
阿川という町にあるほうせんぐり公園。広いベンチというよりは床…。周りに壁はなく海からの風も強い。うーん、ちょっと厳しいか。
この無人駅はどうか。うーん、周囲は真っ暗なのにここだけ明るい。そして寝れそうなベンチがない。
20:30 暗闇の中、結局長門市までこいだ。目的地までは来れたわけだが体はへとへと。四角いベンチに寝袋を敷き、あっという間に眠りについた。
長門市までのルート
なぜかルートが細切れになってしまいましたが、すべて今日走ったルートです。
2023年6月5日【272日目】
福岡県北九州市→山口県長門市
走行距離 104.7㎞
積算距離 13,688.3㎞
いよいよ残すところ山陰旅だけになってしまいましたね!次回もお楽しみに!