【生徒が話したくなる!】レッスンで使えるトークテーマ

日本語教師

こんにちは!Tomoyaです!

今日は何話そうかな?

レッスンで話すネタがなくなってきた。今回の記事はそんな方にピッタリです。レッスン中に私がよく話すテーマを共有します。ネタがたくさんあると、いざというとき安心ですよね。でも本当に大事なのはトークテーマではなくて、

‟会話を促すテクニック!”

この点については後半で解説します!それでは行ってみましょう!

この記事を書いた人
tomoya

元小学校の先生が30代から
自転車日本一周の旅へ
最近はオンライン日本語教師に
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トークテーマ

普段話しているトピックはこんな感じです。レッスンの最初や合間に行うスモールトークで使うイメージです。

好きなもの

・お菓子 ・映画

・ファッション ・季節

・旅行先(国) ・音楽

・歴史上の人物 ・言葉

・お酒 ・スポーツ

・キャラクター ・ゲーム

以上のものは定番ですが、対比的なのもおすすめです。「海と山」「インドアとアウトドア」「都会と田舎」など、どちら派か聞いてみるとそこから話が広がります。

最近のこと

・買ったもの ・うれしかったこと

・行ったところ ・仕事の調子

・マイブーム ・学校の出来事

中級者以上には最近気になるニュースを聞くことがあります。事前に生徒さんの国のニュースをWeb検索で調べておいたり、NHKのやさしいことばニュースを一緒に見たりするといいです。

習慣

・朝のルーティン ・健康のためにしていること(病歴等)

・ストレス解消法 ・家庭内のルール

・自分が担当している家事 

習慣について聞くとその国の文化と日本の文化との違いや、生徒さんの性格の話につながることがあります。「あなたの性格は?」とストレートに聞いてもいいかもしれません。

ときどき昨日や週末の「一日の流れ」を聞くこともあります。たとえば「友だちと公園でバスケットボールをすることが多い」という生徒さんは、まずその表現が言えるようになると嬉しいですよね!生徒さんの生活リズムの中から優先的に学ぶフレーズを選ぶと、生徒は意欲的に覚えてくれます。

その他

自分よりたくさんの経験をされている生徒さんが多いので、こちらも勉強として話を聞かせてもらうことがあります。たとえば、職場で仲間とうまく働くコツや感情のコントロールの仕方、ポジティブな思考の作り方など、海外の人から学べることは多いです。

話を聞くときに意識するのは聞き上手になることです。聞き上手な人はただ「うん、うん」と聞くだけではなく、相手が話したくなるような効果的な反応ができます。たとえば自分が知っている内容でも、一旦は知らない自分になって話を聞き、決して相手の話を横取りすることはありません。相手は話の主人公だということを意識するのが大切です。

会話を促すテクニック

テーマをたくさん用意していても、生徒さんによってはなかなか言葉が出なかったり、恥ずかしくて話しづらかったりする場合があるかと思います。私が普段していることを紹介します。

スモールトークの始め方

みなさんはレッスン中、どんなタイミングでスモールトークしていますか。私ははじめにすることが多いです。昨日したことや食べたもの、今日の予定などある程度聞くことを決めています。いきなりテーマを用意して「今日はこれについて話しましょう!」と言うと少し硬いですよね。生徒が話し始めた内容から「もう少し聞かせて?」という感じで深堀りしていきます。

聞いて広げる

たとえば、レッスンはじめに朝ごはんで食べたものを聞いて

今日はパンを食べました。

と生徒さんが答えた時はそこからどんどん話を広げてみます。

緑は生徒の答え

実際の例で言うと、フランスパンの話から形容詞がいくつか出てきて、そのままよく使う形容詞の学習をしました。「あまいパン」という答えが返ってきたときは、あんぱんからアンパンマンの話になり、「顔を交換するっておもしろいね!」と盛り上がりました。スモールトークから自然と学習につなげるというのは私が理想としているレッスンのやり方です。まだまだ修行が必要ですが(T T)

サイコロトーク

サイコロの6つの面にトピックを書いて、出た目のお題で話します。おすすめは好きなものや気持ちの言葉です。たとえば「びっくり」という目が出たら、最近びっくりしたエピソードを話します。あくまでトークのきっかけにする活動なので、エピソードがない時は無理に話させる必要はありません。サイコロトークができるWebサイトがあるのでぜひご活用を!

子ども向けに家の中にありそうな道具おもちゃを書いて、出た目の物を探してくる活動をしたこともあります。その部屋にある見つけやすいものがいいかもしれません。じゃないと画面から消えて、しばらく戻ってきません(笑)

シンプル質問

たとえば初級者の方に‟What did you do yesterday?”と日本語で聞くとき

直訳すると、「あなたは昨日何をしましたか?」になります。しかしこの疑問文の中にはたくさんの言葉や文法が隠れていますね。細かく分けると「あなた/は/昨日/何/を/し/ました/か」という感じです。名詞、助詞、動詞だけではなく、特に「しましたか」の部分は

「する」のます形(過去)+終助詞の「か」

となっており、少し複雑です。なので私は質問をできるだけシンプルにして

きのう なに たべた?

と聞くようにしています。できるだけ毎レッスン同じ形で質問をした方が生徒さんも答えやすいです。

たくさんほめる

生徒が単語をつなげたような表現やSVのシンプルな文でも、「話せたとき」は思いっきり褒めましょう!学校で子どもたちを教えた時に感じたことですが、人は失敗は見つけやすく、できたことは意識しないと見つけにくいです。相手にも「今、私できたんだ!」と成功体験を強くイメージさせます。自信になりますし、スピーキングの時の緊張感が和らぎます。

生徒の会話は多少言葉が間違っていても、とりあえず最後(文の終わり)まで聞きましょう。英語が混ざった言い方でも全然OK!特に初級の生徒さんの場合は、自分で言葉を見つけて発声すること自体に意味があります。とにかく言えたことに対して

すごい!ナイストライ!

とほめて、「こんなのがいいよ!」とゆっくり正しい言い方を伝える方が相手も心地いいと思います。

おわりに

今回は話のネタを共有してみましたが、生徒さんが興味があることをトークテーマにして話すのが一番効果的です。生徒情報をしっかり把握することはもちろん、その日画面に映った生徒さんの表情や服装、背景にある物などで気になったことをどんどん聞くのがいいかと思います。

Tomoya
Tomoya

いかがでしたか?私もまだまだ勉強中です。ちょびっとでも参考になれば幸いです。

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