地方に移住したいけど、いきなりはちょっとなあ…
となかなか踏み出せない方、けっこういますよね。
そんな方におすすめなのが「お試し移住」です。
この記事では私の体験をもとに
・おすすめのお試し移住の方法5選
・失敗しない選び方
について解説します。
結論からお伝えしますと、おすすめの方法トップ3は
1.リゾートバイト
2.おてつたび
3.自治体の移住体験制度
です。
うまく活用すれば、自分が住みたいと思っている場所に‟ちょっと移住”できちゃいます!
お試し移住とは?
「お試し移住」とは、地方に実際に移住する前にお試しで住むことができる制度や方法のことです。
自治体が提供しているケースも多く、住宅を用意してくれたり、生活や仕事が体験できたりする仕組みが整っています。
メリットとしては
・観光ではなく「生活」を体験できる
・人間関係や仕事のリアルが分かる
・移住前から現地の人とつながれる
などがあげられます。
私も実際全国で移住体験を何度かしたことがありますが、
事前に現地の雰囲気を知ることができてかなり役立ちました。
移住者の中には「いきなり移住」してしまう人が結構いるんですよね。
移住はお金がかかる行動ですから失敗のリスクはできるだけ下げたいところです。
ここからお試し移住の方法をいくつか紹介するので、ぜひ活用してみてください。
お試し移住の方法一覧
まずは見やすく表にまとめてみました。
期間と費用は私の体験ベースも含めて算出しています。
| 方法 | 期間 | 費用 |
|---|---|---|
| ①自治体のお試し移住 | 数日〜1ヶ月 | 無料〜数万円 |
| ②リゾートバイト | 1ヶ月〜3ヶ月 | ほぼ無料(寮・食事付き) |
| ③おてつたび | 1泊〜1週間 | ほぼ無料(宿付きが多い) |
| ④ゲストハウス・Airbnb | 1日〜1か月 | 数千円〜数万円 |
| ⑤地域おこし協力隊 | 1〜3年 | 収入あり(約16〜20万円/月) |
私が実際に体験したのは①~④です。
どれも特色がある仕組みなので、順番に詳しく解説していきます。
① 自治体のお試し移住制度
向いている人:生活環境をリアルに知りたい人
まずは自治体が用意している「お試し移住制度」です。
全国の一部の自治体では、短期間の移住生活が体験できる制度があります。
特徴
・家が用意されている→実際の住宅(古民家・空き家など)
・数日〜数週間滞在可能
・費用が安い(無料〜数万円)
・実生活に近い体験ができる
実際に住んでみることで生活環境がリアルに体験できます。
住宅の種類はさまざまで、空き家や古民家を再利用していたり道の駅に併設されていたりします。
スーパーや病院の距離感、気候や地域の雰囲気など知れることはたくさんあり、
観光ではわからない不便さも見えてくるかと思います。
家族で移住を考えている方には特におすすめですよ!
北海道での移住体験談
私が実際に移住体験をした場所は北海道猿払(さるふつ)村です。
「猿払村ってどこ?」
となる方が多い気がしますので地図で示しますと
北海道の北、稚内市の隣にある日本最北の村です。
自転車日本一周中にこの村を訪れた際、道の駅さるふつ公園に設置された移住体験住宅で約2週間過ごしました。

中はこんな感じ↓

一通りの電化製品は準備されており、両側にベッドが二つずつ。
この時は東京から来た青年とシェアをして住みました。
家賃は必要なしで道の駅にある温泉には入り放題。
食費は支給されないので、スーパーで買い出しをして自炊して過ごしました。
住んでみてわかったことは
・都会からの移住者がわりといる
・美しい農道の景色や夕日が毎日のように見られる
・全国からライダーが集まるので旅話が聞ける
・意外と金銭的に余裕のある暮らしをしている人が多い
・仕事付きでないと不安になる
・車がないとやはり厳しい
ということです。
到着した初日は、「こんなところに住む人がいるのか」と失礼にも考えてしまいました。
しかし、地方ならではのあたたかいコミュニケーションをいろんな場面で目の当たりにし、
「この雰囲気は都会ではないな」
とすぐに感じました。
自治体の移住体験は「住居に住むこと」がメインなので、仕事まで付いてくるところはあまりありません。
オンラインで副業でもしていれば話は別ですが、移住体験している間に貯金がどんどん減っていくのは少し不安でした。
方法② リゾートバイト(最もおすすめ)
向いている人:移住体験しながら貯金もしたい
結論、私個人的におすすめなのがリゾートバイトです。
リゾートバイトは「学生がただお金を稼ぐ」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
ただ貯金する目的で使うのはもったいないですよ!
私はリゾートバイトを移住体験の手段として使ったことがあります。
特徴
・住み込み→家賃・食費無料
・給料あり
・数週間〜3ヶ月
・一度にたくさんの人数が集まる
リゾバは家賃と食費が無料なケースが多いです。
仕事をするのでもちろん給料がもらえます。
実際に移住する際も「しばらく仕事せずに過ごす」なんて方はあまりいないでしょう。
リゾバで仕事をしながら移住体験をすれば、
「地方の通勤はこんな感じか」
「仕事終わりにこんなことができるんだな」
と、仕事を含めた実際の移住生活がイメージできるようになります。
リゾートバイトは働きながら移住体験ができる最高のシステムです。
長野での移住体験談
私がリゾバで移住体験をしたのは長野県。
よくあるホテルのお仕事です。

日本一周中に唯一自転車で行けなかったのが長野県だったので選びましたが、とにかく最高の環境でした。
空気はおいしく、星もきれい。車で少し走ったところには湖や温泉もある場所です。
この場所で移住している自分を想像しながら働いてみました。
体験してわかったこと↓
自然環境は文句なし。気になったのは通勤距離と拘束時間です。
市の中心部から山の上のホテルまでは車で1時間以上。
観光客が多い時期は労働時間が一日10時間を超え、自由な時間があまりありませんでした。
リゾバのホテルの仕事ではホテルの客室や寮で泊まることが多いです。
今回もホテルの1室で寝泊まりしていたので実際に市の中心部から通っていたわけではありませんが、
休日に山を下りていくと結構距離がありました。
ホテルの仕事は仲間にも恵まれて楽しくできましたが、実際にここで住むとなると少しハードルが高い印象でした。
また、リゾバでは受け入れ先に‟労働力”として見られている場合が多いです。
「移住体験に来ました!」
と伝えたところで何か特別な体験ができるわけでもありません。
ただし、リゾバの一番のメリットは移住体験しながら貯金ができること。
「現地で仕事がある状態で2~3カ月住める」というシステムは、
よりリアルな形で移住体験したい方にとってはかなりおすすめです。
ぜひ挑戦してみてください!
詳しくはこちらでも解説しています↓
【リゾートバイトで後悔したこと5選】
派遣会社を活用すれば応募も簡単にできます。
どれを選べばいいかわからない方はこちらをチェック↓
【リゾートバイトおすすめ派遣会社5選】
方法③ おてつたび
向いている人:地元の人とかかわってみたい
今回ご紹介する中では比較的新しいサービスなのがおてつたび。
一人の若手女性が立ち上げた、自治体の移住体験制度とリゾバを組み合わせたようなサービスです。
特徴
・最短1泊2日からOK
・宿泊費無料が多い
・さまざまな参加特典がある
・地域のコミュニティに入れる
地域の仕事を手伝いながら滞在できます。

リゾバに比べると給料も少し安いです。
それでも最近年齢問わず参加者が増加しています。
理由は受け入れ先によって、さまざまな特典が用意されていること。
・収穫した果物がひと箱もらえる
・車で観光案内してもらえる
・地域の人との食事会に参加できる
・町長と話ができる
ほんの一例ですが、魅力的な特典がたくさんあります。
気をつけたいのは、交通費は支給されないことです。
「旅をする途中で地域のお手伝いをする」イメージなので、基本的に現地までの交通費は支給されません。
私が実際に新潟でおてつたびを体験した際には、
「ここまで来る交通費の方が高いです(笑)」と言っている大学生がいました。
おてつたびに参加する人の中には
「地域の人とつながりたい」
「リゾバとは違った体験がしたい」
という方がたくさんします。
最近は「おてつたび」という言葉が流行語にノミネートされ、さらに注目度が上がっていますので、競争率が上がってきています。
もっと知りたい方はこちら↓
方法④ ゲストハウス・Airbnb
向いている人:短期でサクッと体験したい
仕事や学業の都合でなかなか移住体験の時間が取れない方もいると思います。
そんな方には、ゲストハウスやAirbnb等の宿泊施設を使う方法がおすすめです。
メリットはとにかく自由に自分のペースで住めること。
自分で滞在日数を決めて、現地に住んだ気分で移住体験してみましょう。

ゲストハウスの中には全国から旅人が集まるところもあります。
リビングやキッチンなどの共有スペースで話を聞いてみてください。
今いる地域の雰囲気や他の場所のおすすめの情報が得られるかもしれません。
「あまり人とかかわらずにお試し移住したいな…」
という方にはAirbnbがおすすめです。
ゲストハウスよりも設備がそろっていますし、短期~1か月くらいの滞在も物件によっては可能です。
最近は民泊ブームもあり、物件同士での競争が激しくなっています。
内装がおしゃれで広い物件に安く泊まれる場合もありますので、
移住というより短期で全国いろんな場所を回ってみるのもアリですね!
方法⑤ 地域おこし協力隊
向いている人:本気で移住&地域に貢献したい人
最後は、体験というよりはほぼ移住の地域おこし協力隊。
私も旅先で実際に隊員の方に出会うまで全くこの制度のことを知りませんでしたが、
海外協力隊の国内版のようなイメージです。
特徴
・任期は1~3年
・月々安定した収入(20万円前後)
・給料以外に活動費も出る
・将来の移住や起業につなげられる
月々安定した収入が得られるので最低限の生活は保障されます。
仕事内容は幅広く、
・観光PR
・SNS運用
・イベント企画
・空き家再生
などです。
旅中に全国で複数の隊員の方と接してきましたが、印象としては地域の「何でも屋」。
住民の困りごとを解決して満足そうに生活できている人もいれば、
いろんなことを雑用をさせられたり、逆に自由度がありすぎて悩んだりしている人も多く見てきました。
今回移住体験の方法として紹介させていただきましたが、他とは少し覚悟のレベルが違います。
どれを選ぶべき?(結論)
それではいったいどれを選ぶべきか。
目的別におさらいしますと、
・生活だけ体験したい→自治体制度
・貯金もしたい →リゾートバイト
・地域の人とかかわりたい→おてつたび
・短期で自分のペース→ゲストハウス・Airbnb
・地域に貢献したい→地域おこし協力隊
移住の一番の壁はやはり‟費用”かなと思います。
そこで個人的なおすすめ順は
① リゾートバイト
② おてつたび
③ 自治体の移住体験
です。
自治体の移住体験は仕事がついていない場合が多いので、住宅での生活は体験できても貯金が減っていく不安はあります。
まずは応募しやすいリゾートバイトやおてつたびでお試し移住されることを強くおすすめします!
最後に
これまで出会った地方移住者の中には、移住してよかったと思っている人と後悔している人がいました。
後悔している人の多くはお試し移住をせずに、勢いで移住してしまった人が多いです。
まずは小さく試してみること!
それだけで移住で失敗するリスクが下がります。


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