こんにちは!Tomoyaです!
地方移住を考えたときに一度は
空き家って安いし良さそう!
と思いませんでしたか?
実際、自治体の移住者向けサイトを見ると、数十万円〜数百万円で買える家もあります。
自転車で日本一周をしていて地方で話を聞くたびに「こんな家がこの値段?」と驚くことが何度もありました。
ただ、各地を回って感じたのは、
空き家は安さだけで選ばない、暮らし方に合うかで選ぶべきだということです。
この記事では、日本一周で地方を見て感じたリアルをもとに、
地方移住に空き家はおすすめなのか、メリット・デメリットを解説します。
地方移住に空き家はおすすめ?
先に結論です。
地方移住で空き家はおすすめです。
実際に旅で出会った人の中には、空き家を活用して、
・移住費用が抑えられた人
・リノベーションしてカフェをオープンした人
・庭で家庭菜園やBBQを楽しむ人
など、移住生活を存分に楽しんでいる方がいました。
特に費用面のメリットは大きいです。
建築資材の高騰で住宅費用は年々上昇し、都会で新築に住むのが難しくなっている一方で、
高齢化によって空き家の数は右肩上がりに増えています。

空き家の最新動向
最新の総務省「令和5年(2023年)住宅・土地統計調査」によると、日本全国の空き家数は約900万戸。
これは住宅全体の約13.8%を占めています。
1993年は約448万戸だったので、30年でほぼ2倍になったということです。
空き家は解体しようにも数百万の費用がかかる場合があり、地方では「住む人よりも家が多い」という状況が普通に起きています。
「よし!それなら自分に合う家がすぐ見つかるぞ!」
と思いきやそうでもありません。
空き家の総数は多いものの、その中で実際に移住生活でプラスになる物件は多くはないです。
昨今は海外からの需要もあります。
リノベーションしてホテルにしたりマンションまるごと民泊にしたりと、日本人ではなかなかできないことも豊富な資金力で可能になっています。
次は地方移住で空き家に住んだ場合のデメリットを詳しく見ていきましょう。
空き家に住むデメリット
私が全国を回って聞いたリアルな失敗例を紹介します。
内見したけど大失敗
自転車で日本一周していた際に北海道のユースホステルで聞いた話です。
40代男性の方ですが、彼は地方で100万円で空き家を購入したそうです。
事前に下調べをしてやっと見つけた2階建ての一軒家。
丁寧に内見を済ませ、念願の地方移住生活をスタートさせました。
しかし数か月後、床下から白アリが発生。
季節が冬に差し掛かった頃には給湯器が故障。
結果的に最初の3年間で、
・シロアリ対策
・給湯器の交換
・トイレ交換
・配管修理
・屋根修繕
などが必要になり、数百万の修繕費をかけることになったそうです。
住んでいるだけで想像以上にお金がかかってしまったので、空き家購入を後悔していました。
特に彼がぼやいていたのは、見た目ではなかなかわからないは床下や配管、屋根のことです。
これらの劣化状況は素人が内見だけで判断するのは非常に難しいです。
修繕費>購入費となるのは空き家の場合はよくあります。
地域行事が多すぎた
山形で農業のお手伝いをしていた時に都会からの移住者に聞いた話です。
彼女は東京から移住してきた20代OL。
静かな環境を求めて移住を決意。物件は空き家バンクで探したそうです。
運よく条件にぴったりの物件を見つけ移り住みました。
ところがその地域は人と人との距離がかなり近く、
・自治会
・地域行事
・草刈り
などで定期的に集められることがよくありました。
空き家の維持管理にも費用がかさんでおり、近々また別の地域に引っ越す予定だと言っていました。

全国で空き家を探すときによく使われるプラットフォームが、彼女も利用していた空き家バンクです。
自治体が空き家の所有者と移住希望者をつなぐ仕組みで、実際に私の周りでも移住のための準備として活用している人が多くいます。
しかし、空き家バンクを利用して住むにはさまざまな条件があります。
たとえば静岡市では、
受入地域の自治会等に入会し、地域活動に積極的に参加するとともに、当該地域の生活、文化、自然環境等への理解を深め、当該地域の住民としての自覚を持つように努める。
というように、地域の自治会への入会・活動参加が必須となっています。
自治体が出している空き家情報は信頼性が強い一方で、こうした縛りもあるので注意が必要です。
地方移住で空き家を選ぶメリット
地方移住で空き家を選んだ方の失敗例を紹介しましたが、それでも空き家を選ぶ人は一定数います。
ここで空き家のメリットを深堀りしていきます。
①住居費を抑えやすい
移住を考える人にとって一番の問題は費用です。
移住には引っ越し代だけではなく、住居の初期費用、生活費、車代、ネット代、人脈を広げる交際費等、多くのお金が必要です。
お金を節約するにはまず固定費を下げるのが常識。
条件に合う空き家を選ぶことができれば、、都市部より家賃や購入価格を抑えやすいです。
移住初期は仕事の収入が安定しないこともあるので、そういった意味でも固定費を低く抑えたいところです。
②地域との接点が増える
日本一周で感じたのは、地方は人との距離が近いこと。
空き家経由で地域に入ると、それだけでコミュニティの中に自然に入れてもらっている感覚になります。
移住当初は人脈が少なく孤独になるケースがありますが、
地域のよっては空き家に住む移住者に対してとてもあたたかい雰囲気があります。
「何か困ったら相談してね」と声をかけてもらえたり、地域の活動に誘ってもらえたりします。
空き家の増加は地域にとってはネガティブな面が大きいですが、それを解決し移住してくれる人がいるのはプラスになります。
③自分好みの暮らしを作れる
空き家の最大のメリットは、自分好みの暮らし方ができることです。
・作業部屋
・家庭菜園
・趣味スペース
・在宅ワーク環境
など、空き家特有の広いスペースや庭でいろんな活動ができます。
もちろん都会の新築や賃貸物件でもある程度自分好みにはできますが、費用や騒音・スペース的な問題などがあります。
私が移住体験住宅に住んだときはほぼ新築で、住むのにとにかく気を遣いました。
「壁を傷つけないように…」
「隅から隅まで掃除しないと…」
これって小さなストレスなんですよね。
一方で空き家はある程度使い古された家が多いので、多少雑な過ごし方をしても問題なし。
また、最近はSNSの影響で新しい物を求めるよりも、古い物件に住むことやリノベーションの良さが広がっています。
今の新築には出しにくい雰囲気や自由な部屋の配置、木のぬくもりに惹かれる方は多いです。

後悔しないためにおすすめしたい進め方
地方移住で空き家を活用するために、私なら次の順番で進めます。
① 地域を絞る
↓
② お試し移住する
↓
③ 仕事を考える
↓
④ 空き家を見る
この中で特に重要視したいのが②のお試し移住です。
移住に関するほとんどの悩みは現地で短期の移住体験をすることで解決する場合が多いです。
私自身も全国各地で移住体験をしてきましたが、地域の雰囲気・仕事の選択肢・コミュニティの有無など、多くのことを短期間で吸収することができました。
気になる方はこちら↓
【お試し移住とは?】おすすめの移住体験方法5選|失敗しない選び方
空き家を見るのは最後です!
現地の雰囲気を知って、仕事もある程度決めておかなければ、結局不安が残って移住生活は長続きしません。
実際に物件を探すときには
・大手の不動産情報
・自治体の空き家バンク
・現地に先に住んでいる移住者のブログ
・SNS
・移住相談会
などが参考になります。
まずは「地域を絞る」ところから動いてみましょう!
まとめ|空き家は目的ではなく手段
日本一周して感じたのは、地方には魅力的な空き家が想像以上にあることです。
しかし、住む場所だけで移住の満足度は決まりません。
仕事、人とのつながり、生活環境。
全部そろって初めて「住んでよかった」と感じます。
もし地方移住を考えているなら、まずは短期滞在や仕事探しから始めて、自分の理想的な暮らし方に合うか確かめてみましょう!
そのあとに空き家を見る流れがおすすめです。
家探しより仕事探しの方が気になってきた方はこちら↓


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