徳島でおてつたびしてみた!

おてつたび

今回は筆者が2023年秋に徳島で体験したおてつたびのレポートです。

徳島ではどんな体験ができるの?

給料は?

そんな疑問にお答えします。

今回もおてつたびを全国で10回経験した私がわかりやすくお伝えします!ここのおてつたびは一言でいうとこれぞ日本のおもてなしおてつたび!

ちょっと長いですね(笑)それでは行ってみましょう!

この記事を書いた人
tomoya

元小学校の先生が30代から
自転車日本一周の旅へ
最近はオンライン日本語教師に
挑戦中!
日々の出会いや感じたことを
お届けします!

tomoyaをフォローする

今回のおてつたび先について

おてつたび先

今回私がお世話になったのは、徳島県三次みよし西祖谷にしいやにあるホテルかずら橋さんです。大阪から神戸まで電車で行き、神戸港から高松港までフェリーに乗りました。高松駅から再び電車で三次市の阿波池田駅へ。そこからさらにバスに乗り、「ホテルかずら橋」というバス停で降りると目の前に現れます。着くとすぐに女将さんが対応してくださりました。

ホテルかずら橋外観

四国でおてつたびを探していたところ、口コミ評価の高かったこちらのホテルの募集が気になりました。外国人のお客様も多いようです。近くには有名なかずら橋大歩危小歩危おおぼけこぼけの大渓谷があります。

期間と特典

期間は2023年9月30日~10月15日の2週間です。

募集ページの特典には

作業着貸出

温泉に入れます。

お食事は賄いをご用意いたします

(豆腐と牛肉の煮物やお野菜の炒め物、うどんやカレーなど日替わりでご用意しています!)

引用:おてつたび募集ページ「ホテルかずら橋」

と記載されていました。温泉に賄い、わくわくしますね^^

宿泊場所

ホテルかずら橋のおてつたび宿泊場所

宿泊場所は富山の時と同じく、客室の使われていない部屋です。一人一部屋広々と使えます。もちろん手洗い場にテレビ、湯沸かしポットまで。WiFiもスムーズでした。

食事について

ホテルかずら橋のおてつたび賄い

こちらはある日の賄いです。3食とも厨房の方が用意してくださります。朝は7時半頃から、昼は12時半頃から、夜は仕事が終わった21時過ぎにいただけます。

一日のスケジュール

こちらが大まかなスケジュールです。

7:30 起床・朝食

12:30 昼食

16:00 お仕事開始

21:00~21:30 終了

21:30~23:00 晩ご飯・入浴

23:30 就寝

お仕事は朝に入ることはなく、基本的には夜のみです。初日は15時からドリンク作りの研修がありました。

お仕事内容

お仕事内容は主に

・夕食のセッティング

・ドリンクオーダー受け ドリンク作り

・料理出し 説明

・バッシング(片付け)

でした。セットは連泊の方以外は基本的に同じです。ドリンクは焼酎やワインはあまり出ませんでしたが、注文が入った場合も丁寧に教えてくださりました。料理は出す順番が決まっているのでそれ通りに出します。説明はほとんどスタッフの方がしてくださりましたが、慣れてくると雑炊やデザートなど簡単な説明は任されました。おてつたびが決まってすぐにチャットで料理の説明書きが送られてくるので、事前に知ることができ安心しました。

ホテルかずら橋でのおてつたび仕事の様子

海外の方は募集にあった通りかなり多かったです。食事会場によっても異なりますが、自分が担当したメイン会場の「田舎停」にはよく海外の方が来られました。簡単な案内や説明の英語表現はスタッフの方と一緒に練習できます。私の期間にはたまたまスタッフの方で中国語と英語が流ちょうに話せることがいたので、「これってどう言うの?」と合間に聞くことができました。

ホテルかずら橋で出される郷土料理のでこまわし

慣れないうちはスモールステップで「じゃあ次この説明してみましょうか!」とスタッフの方が優しく教えてくださります。たとえば上の写真のでこまわし。この辺りの名物で、形に特徴がありますよね!お客様に説明するときは「こちらは郷土料理の’でこまわし’でございます。」「上からそば団子、石豆腐、こんにゃくでございます。」「阿波の人形浄瑠璃の形に似てまして…」みたいな感じで説明します。ちなみにこの辺りでは人形のことをでこと方言で呼んでいて、回しながら焼くので「でこまわし」と言うそうです。

温泉

特典にあった通り、ここにもすてきな温泉がありました。

ホテルかずら橋の天空露天風呂

こちらはホテルかずら橋名物の天空露天風呂の入口です。なんとここからケーブルカーに乗って上まで登っていきます。

ホテルかずら橋の天空露天風呂

ボタン一つで上まで登っていくんですが、なんか動きがアナログでおもしろかったです。

ホテルかずら橋の天空露天風呂

こちらが天空露天風呂男性の入口。祖谷の山の景色が一望できる最高のお風呂でした。館内の大浴場と合わせて、期間中は入り放題です。

観光スポット

大歩危小歩危

大歩危看板

まずは大歩危小歩危から。日本とは思えない自然が作り出した大渓谷が続きます。

大歩危遊覧船

遊覧船に乗ると、より近くで迫力のある岩々を見ることができます。

大歩危遊覧船
小歩危の国政橋
国政橋

途中にはこんな橋もありました。

小歩危の川岸

道路から川岸に降りられる場所もありました。結構ごつごつしているのでお気をつけて!

ひの字渓谷展望所

ひの字渓谷展望所

小便小僧の手前にあります。その名の通りひらがなの「ひ」の形をした立派な渓谷です。

小便小僧

祖谷の小便小僧

道路沿いに急に現れます。どうしてこんなところに建てられたんでしょうね(笑)

剣山

剣山入口

四国で2番目の標高を誇る百名山にも選ばれた山です。車で登山口まで行き、リフトには乗らず山頂まで登ってみました。

剣山山頂

頂上までは3時間弱。途中まであるリフトを使えば半分ほどの時間で登れます。

剣山山頂

祖谷のかずら橋

祖谷のかずら橋

お待たせしました。メインはやっぱりかずら橋。植物のかずらのツルを使って、古くからこの地域にかけられていた橋です。3年に一度架け替えられます。

祖谷のかずら橋

チケットを買いいざ!

結構隙間が広いんですよね。そして揺れる!「ちょっと高いところは…」という方にはきついかも。

今回のお給料

今回参加した日数は16日間

休日は初日と最終日含め5日間

総勤務時間は58時間42分で、いただいたお給料は…

58,700円 でした!夜だけでしたが結構稼げましたね!

おわりに

今回は海外のお客様が多いこともあり、簡単な英語での接客がありました。うまく伝えられた時は嬉しかったし、お客様と一気に心が縮まった感じがしました。ただ途中で思いました。「やさしい日本語でもいいな」と。せっかく日本に来てくれているのだから、日本語も一つの文化として持ち帰ってもらえたらなと思いました。そこで私は”Excuse me”「失礼し致します」と両方話すようにしていました。もちろん簡単な表現だけですが。最後の日にオランダから来られた方が「あなたと話せてよかった」と伝えてくれました。本当に嬉しいお言葉でした。

ホテルかずら橋のみなさんはお客様にとっての特別な時間、一期一会をとても大切にされていました。機械的ではない一人ひとりに合わせた接客。とても学びが多かった2週間でした。ぜひみなさんも祖谷へ日本のおもてなしを体験しに行ってみてください。

タイトルとURLをコピーしました