富山でおてつたびしてみた!

おてつたび

今回は筆者が2023年夏に富山で体験したおてつたびのレポートです。

富山ではどんな体験ができるの?

給料は?

旅館のお仕事ってどんな感じ?

そんな疑問にお答えします。

そうなんです今回は旅館業です!おてつたびを全国で10回経験した私がわかりやすくお伝えします!ここのおてつたびは一言でいうとあったかおてつたび!

見も心もあったまります^^それでは行ってみましょう!

この記事を書いた人
tomoya

元小学校の先生が30代で
自転車日本一周の旅に出た
おてつたびは10回経験!
地域のすばらしさや出会った方のあたたかみ
お届けします!
ぜひ一緒に旅しましょう!

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今回のおてつたび先について

おてつたび先

今回私がお世話になったのは、富山県朝日町にあるホテル小川おがわさんです。大阪から金沢までバスで行き、第3セクターの「あいの風とやま鉄道」を利用して富山に入りました。新幹線の黒部宇奈月温泉駅でスタッフの方のお迎えがあります。

ホテル小川の前にあるトンネル

ホテル小川は山の中のトンネルを抜けた先にポツンと現れる温泉宿です。開湯してからなんと400年!とても歴史のある宿で内湯、外湯とも人気があります。

ホテル小川の玄関

期間と特典

期間は2023年9月7日~18日です。

募集ページの特典には野外にある「天然洞窟露天風呂」や館内の「天然温泉かけ流しのお風呂」に入れるということが書かれていました。働きながら温泉が利用できるのは魅力的ですね!

宿泊場所

ホテル小川のおてつたび用の宿泊施設

宿泊場所はホテルの使われていない客室です。お客様が利用するお部屋のようにテレビや湯沸かしポット、ユニットバスがついています。初日に女将さんが館内を案内してくださり、観光用にとパンフレットまでいただきました。初日はお客さん気分になってしまいました(笑)

一日のスケジュール

こちらが大まかなスケジュールです。

8:00 起床・朝食

12:30 昼食

16:00 お仕事開始

22:00 終了

22:10 晩ご飯・入浴

23:30 就寝

基本的には夕方16時からの夕食のお仕事でしたが、朝食のお仕事もあります。その場合は朝6時半から始まります。夕方まで時間がある日は、たっぷり睡眠をとったり、観光に行ったり、温泉に浸かったりしました。

食事について

ご飯は昼のお弁当の支給があります。12時半ごろには事務所に用意されているので取りに行きます。電子レンジは部屋にはありませんが、同じフロアの別の場所にありました。洗濯機も同様にあります。朝と夜ご飯は自分で用意しなければなりませんが、キッチンはないので、簡易的なものを事前にスーパーで買っていきました。もちろん途中で買い出しに出ていくことも可能です。

お仕事内容

お仕事は主に食事の準備と料理出し、オーダー受け、片付けでした。

食事の準備

食器を並べ、前菜を準備します。スタッフの方が丁寧に教えてくださるので安心してできました。

ホテル小川でのおてつたびの仕事の様子

オーダー受け・料理出し

食事会場に入られたお客様を席まで案内し、最初のドリンクのオーダーを受けます。ドリンク作りは専門のスタッフの方がついていました。ドリンクを持って行ったあとはコース料理の順番に合わせ、料理を運んでいきます。私はここが一番苦労しました。大きな会場の担当になったので、多い時は14卓くらいになります。どのお客様がどこまで食事が進んでいるのか、どの料理を持っていくのかがわからない時があり、途中で混乱しました。しかしそんな時もスタッフの方が優しくサポートしてくださり、助かりました。お客様が帰られた後は食器を片付け洗い場の方へ持っていきます。テーブルを朝食用にセットしたらだいたい勤務終了の時間になりました。

普段あまりなじみのない用語もよく使います。私はあまり和食用語に詳しくないので、陶板とうばん留椀とめわんなど事前に少し勉強しました。先輩スタッフの所作を観察していると、「これがおもてなしか」と感じる場面が多くありました。

ほかのお仕事

朝食の担当の時は片づけがある程度済んでから、チェックアウトするお客様のお見送りをしました。

ホテル小川でのおてつたびの仕事の様子

荷物を車まで運んだり、車のお見送りをします。

ホテル小川でのおてつたびの仕事の様子

最後はトンネルの中の車が見えなくなるまで手を振りました。昨晩の夕食から担当しているお客様だと、より気持ちがこもります。

お風呂を満喫

天然洞窟露天風呂

さて、特典にあったお風呂に行ってみましょう!

ホテル小川の天然洞窟風呂

こちらは名物の天然洞窟露天風呂です。ホテルから出て左の小道を進むとあります。衣服を置く小屋の隣に天然の露天風呂があります。奥には女性用の洞窟風呂がありますが、こちらの男性が入る風呂は混浴なので、専用のタオルを巻いて中に入ります。お風呂の写真はありませんが、大自然を感じられるすばらしい露天風呂でした。

源泉かけ流しのお風呂

館内にも源泉の大浴場があります。露天風呂には洗い場がないので、仕事終わりは大浴場を一番利用しました。目玉は総ヒノキ作りの巨大な桶の風呂です。毎日入れるなんて本当に贅沢でした!館内にはもう一つ、露天岩風呂というのもあります。ホテルの横を流れる川に面したお風呂で、こちらでもかなりリラックスできました。温泉の詳細はホテル小川のHPをご覧ください。

観光スポット

朝日小川ダム

ホテル小川に続くトンネルを逆方向に歩いていくと着きます(1㎞のトンネルを歩きます)。富山のダムというと黒部ダムが思い浮かぶかもしれませんが、こちらのダムもなかなかの大きさです。

朝日小川ダム

堤防部分の高さは84m。ダムの上を歩いて反対側に行けます。

朝日小川ダム

ダムは発電方法の中でも電力供給の調整がしやすいというのを大学時代に学びました。ダム湖の水を放水すれば電気を作れるからです。原子力発電は一度動かせば大量に電気を作ることができますが、オンオフが簡単にはできません。電気は基本的には貯めることが難しいので「作り続ける」必要がありますが、電力供給は季節や利用者の環境によって変動するので、その変動分はこうしたダムの発電等でまかなわれるそうです。

こちらでは管理施設でダムカードというのが受け取れます。全国のいろんな場所のダムでゲットでき、マニアには結構人気のようです。表にはダムの写真、裏にはダムの詳しいデータが書かれています。

ヒスイ海岸

富山のヒスイ海岸

ここではヒスイという珍しい石を見つけることができます。とはいってもなかなか難しく…。

富山のヒスイ海岸で見つけた石

いろいろと集めてみましたが、ヒスイは見つかりませんでした。

富山のヒスイテラス

海岸のすぐそばにヒスイテラスという建物があり、そこのおじさんがヒスイかどうかの鑑定をしてくれます。

お給料

今回参加した日数は12日間

休日は初日を含め2日間

総勤務時間は59時間10分で、いただいたお給料は…

53,869円 でした!10日間の旅にプラスでこのお給料はありがたくないですか^^

おわりに

今回は初めて旅館のお仕事に挑戦しました。食事会場でのお仕事は初めは少し混乱しましたが、スタッフの方が本当に親切でありがたかったです。一番楽しかったのはお客様とのコミュニケーション。仕事に慣れてくると「どこから来られたんですか?」「富山観光いかがですか?」など、聞いてみることができました。お仕事は何度も繰り返すと機械的な作業のようになってきます。ですが合間にこうしたコミュニケーションがあるとお互いほっとするというか、一気に人と人とのかかわりになってきます。温泉に癒され、貴重な体験ができた10日間で身も心も満たされました。ぜひ皆さんも富山へ来られ~^^

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