地方移住してみたいけど、いきなり引っ越して大丈夫?
と悩んでいる方へ。
ここ数年注目されている「多拠点生活」に挑戦してみるのはどうでしょうか。
私自身、自転車で日本一周をした経験があります。
その中で、全国を移動しながら働く人や、複数の地域を行き来しながら暮らしている人に数多く出会いました。
以前は「移住するか、しないか」の二択しかないと思っていましたが、実際にはその中間的な多拠点生活を選ぶ人もいることがわかりました。
この記事では、多拠点生活とは何か、地方移住との違い、メリット・デメリットについて、私が日本一周で見聞きした体験も交えながら解説します。
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多拠点生活とは?
多拠点生活とは1つの家に定住するのではなく、複数の地域に生活拠点を持ち、それらを行き来しながら生活する暮らし方です。
たとえば、
・平日は大阪で仕事をする
・月に1週間は長野で過ごす
・冬は沖縄、夏は北海道で暮らす
といったスタイルがあります。
リモートワークの普及により場所に縛られず働ける人が増えたことで、この生活を選ぶ人も増えてきました。
生活拠点となる場所はホテルやゲストハウス、古民家、祖父母の家などいろいろです。
最近は月々一定額を払うことでさまざまな拠点に住める多拠点サブスクリプションも登場しています。
→ 地方移住前にゲストハウスで暮らしてみた|お試し移住のメリット・デメリット
多拠点生活と地方移住の違い
では、地方移住とはどう違うのか。
5つの項目で比べてみたいと思います。
| 項目 | 多拠点生活 | 地方移住 |
|---|---|---|
| 住む場所 | 複数地域 | 1地域 |
| 引っ越し | 必須ではない | 基本的に必要 |
| 失敗のリスク | 比較的低い | 比較的大きい |
| 地域との関わり | 浅め〜中程度 | 深い |
| 必要資金 | 中~大 | 中~大 |
地方移住では引っ越しの費用がかかります。
初期費用や月々の家賃などがかかりますが、基本的には1箇所分の費用です。
一方、多拠点生活の引っ越しの費用は拠点の数や利用の仕方で変わってきます。
たとえば2つの拠点をそれぞれ快適な家のように整えたければ、単純に地方移住する場合と比べて2倍の費用が必要です。
格安のゲストハウスやサブスクリプションを利用すれば、ある程度費用は抑えられます。
複数の拠点で‟試すように”生活できるので、地方移住に比べると失敗のリスクは下がります。
ただ、地方移住の方が一つの場所で長く過ごす分、地域とのつながりが深くなっていきます。
なぜ今、多拠点生活が注目されているのか
実際に日本で多拠点生活をしている人がどれくらいいるのか。
とある不動産協会が2020年に実施した調査では以下のような記述があります。
複数拠点の生活を現在実施している人は約617万人(6.6%)、今後複数拠点の生活をしたい意向の人が約661万人(7.1%)と推計した。
コロナ禍でリモートワークが流行っている時期ではありますが、国民の10人に1人は「多拠点生活をしている・興味があるということになります。
地方移住について考えたときに現実問題として、
仕事は見つかるのか…
地域になじめるのか…
という不安がありますよね。
そんな人にとって、この多拠点生活は本格的な移住前のお試し期間にもなります。

多拠点生活のメリット
ここからは多拠点生活のメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
1. 移住の失敗リスクを減らせる
地方移住でよくある失敗が「思っていた環境と違った」というものです。
観光で訪れるのと実際に暮らすのとでは大きな違いがあります。
多拠点生活なら数週間~数か月単位で地域を体験できます。
そのため、移住前に自分と地域との相性を確認できます。
2. さまざまな地域を比較できる
私が日本一周をして感じたのは、地域ごとに全く雰囲気が違うということです。
たとえば、
・海が近い町
・山間部の集落
・温泉地
・離島
では暮らし方がまったく変わります。そして、日本には
“魅力的な地域が多すぎる”
ということも旅で実感しました。
一つの場所に決めて生活するのは、安定はしていますが少しもったいない気もします。
多拠点生活なら自分に合った場所を見つけやすく、いくつもの魅力的な地域で移住体験ができます。
3. 人との出会いが増える
ゲストハウスやコワーキングスペースでは、多様な働き方をしている人に出会います。
私も日本一周中に、
・リゾートバイト生活
・ブログ運営
・SNS運用
・オンライン講師
などで生計を立てる人に出会いました。
こうした出会いは、自分の働き方を考えるきっかけになります。
地方移住でも多拠点生活でも共通して言えることですが、人脈を広げることは非常に大事です。
地方で困った時に孤独に悩まないよう、頼れる存在を見つけておきましょう。
→ 旅しながら働く方法10選|日本一周で実際に出会ったリアルな収入源
4. 新しい働き方に挑戦しやすい
多拠点生活をしている人の多くは、場所に縛られない働き方をしているケースが多いです。
オンラインの副業やリモートで働けるお仕事、リゾバやおてつたびなど、移動しながら働く方法は今やたくさんあります。
多拠点生活を始めるにあたって、そうした仕事に挑戦してみるのもいいですね!
初心者でもできる仕事をまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。
気になるリゾバとおてつたびについてもどうぞ!
→ おてつたびとリゾートバイトの違いは?どっちがおすすめ?収入・仕事内容・出会いを徹底比較

多拠点生活のデメリット
デメリットももちろんあります。
1. 移動費がかかる
当然ですが、複数地域を移動するため交通費が発生します。
特に新幹線や飛行機を利用する場合は負担が大きいです。
拠点同士がどういう交通手段で結ばれているかは重要です。
ちなみに私は遠く離れた拠点の場合、長距離バスがあるかどうかを確認していました。
必ずしも直通バスである必要はありません。
大阪からイメージしてみると、東日本なら東京経由でバス2本で行けるか、西日本なら福岡経由で2本で行けるかを確認すると良いです。
2. 拠点探しが必要
宿泊先を探したり、住まいを確保したりするにはそれなりの手間がかかります
最近はゲストハウスやマンスリーマンション、お試し移住施設なども増えていますが、事前準備は必要です。
・宿の予約サイト
・不動産サイト
・市町村HPの移住者専用ページ
・空き家バンク
などをフル活用して探していきましょう。
3. 地域とのつながりが浅くなる場合もある
地方移住に比べて多拠点生活は一つの場所で留まる時間が短くなりやすいです。
地域コミュニティに深く入りこむ、地元の方とのプロジェクトに継続してかかわる、なんてことは難しい場合があります。
「地域と深いつながりが持ちたい」
という人は、最終的に移住を選ぶ方が向いているかもしれません。
多拠点生活に向いている人・向いていない人
向いている人
次のような人には特におすすめです。
・地方移住に興味がある
・いきなり移住するのは不安
・さまざまな地域を見てみたい
・リモートワークをしている
・旅が好き
私が出会った人たちの中でも、こうしたタイプの人が多くいました。
向いていない人
反対に、
・安定した生活を最優先したい
・引っ越しや移動が苦手
・地域に深く根付きたい
という人は、最初から移住した方が合うかもしれません。
私が日本一周をして感じたこと
日本一周をする前の私は、
「移住するか、今の場所に住み続けるか」
の二択しかないと思っていました。
しかし実際には、お試し移住やワーケーション、今回ご紹介した多拠点生活などさまざまな選択肢があります。
いきなり移住する必要はありません。
まずは別の地域で数週間暮らしてみるだけでも、多くの発見があります。
まとめ
多拠点生活は、地方移住と定住の中間にある新しい暮らし方です。
私自身、日本一周を通して多くの地域を見てきましたが、実際に住んでみないとわからないことはたくさんあります。
だからこそ、お試し移住や多拠点生活を活用しながら、自分に合った地域を探してみるのがおすすめです。
地方移住に興味がある人ほど、多拠点生活という選択肢もぜひ知っておいてほしいと思います。
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