渥美半島の岬で会ったリアカーマンとはお別れ。寒波の中愛知県を北西に進み、ある旅人の家に向かいます。それでは行ってみましょう!
それぞれの道へ
おはようです!昨日もなかなかの寒さやった。テントをたたみ、身支度する。
「今日はどこまで行くのか?」そんな会話をして記念写真。
のぼりは全部で3種類あるそうだ。かっこいい!
公園から一緒に歩き、T字路でそれぞれの道へ。これからリアカーマンは北へ、私は南をめざす。自分よりは年齢が上で人生経験が豊富なリアカーマン。旅の苦労話から個人的な話までたくさん教えてくれた。どれも身をもって体験したあっと驚くものばかり。旅話というのは五感に語りかける。いつか自分も体験したことを誰かに伝えられたら…。
またどこかで会いましょう!
向かい風
よっしゃ、今日もがんばるでー!!
それにしても昨日の向かい風はすごかった。しかしすでに岬は通過して半島を折り返している。よって今日は… なぜか向かい風だった(笑)
ちょっと理解できないが、とりあえず進む。向かい風を象徴するかのように風車がいくつも並ぶ。
まっすぐな道に整然と並ぶ風車。この光景で思い出すのは間違いなく北海道のオトンルイだ。あの時はがむしゃらに稚内をめざしてたなあ。
ロケットのような鉄塔もそびえていた。半島の先の風景はおもしろいな。
畑の中に急に古めかしい建物が見えた。右は気象塔兼展望塔、左は無線電信所という名前らしい。ここには戦時中、旧陸軍の技術研究所が置かれていた。このあたりには射撃場をはじめ多くの軍事施設があったようで、慰霊碑もいくつか確認できた。
田原街道と呼ばれる国道259号線を進む。
道路沿いにいくつか菜の花がさく場所があった。きれいなので記念写真!
道の駅で休憩。めっくんはうす、かわいい名前や^^
ベンチに座っていると、おばちゃんが焼きそばを買ってきてくださった。しかも大好物の唐揚げつきである。うますぎて泣ける(T T)
リアカーマンが教えてくれたパン屋さんへ。スタッフの方がとても親切だったらしい。しかし残念ながら定休日だった。旅人が教えてくれる情報というのは本当におもしろい。「あそこの○○よかったよ!」「ここがおすすめ!」など、本やテレビでは知りえないコアなものばかりである。また次の機会に来るとしよう!
豊橋市の快活までやってきた。今日はここで寝させていただきます。
休み休み
若干寝不足で快活をチェックアウト…
したものの雨が降っている。わずかなスペースで雨宿りすることにした。今日は愛知県に住むある旅人の家にお邪魔することになっている。夕方までには着きたいところだ。
雨を避けながらゆっくり進む。ラグーナテンボスの近くの公園にベンチがあったので休憩。
少し寝ようかとマットを敷いたが、親切なこの傾斜が邪魔をする。
よってベストな姿勢はこれ!20分ほど仮眠した。
気温は5℃。今日は凍てつく寒さだ。100均の手袋にネックウォーマー、ワークマンの2000円シューズで坂を登る。装備のへなちょこさは相変わらず(笑)
トイレ休憩で、岡崎市の南公園というところにやってきた。レトロな電車が展示してある。
観覧車が見える。遊園地でもあるのか。ここでも少し休憩。
‟たび”とは
今回お世話になる旅人というのは2か月前仙台で会った方だ。あの時は居酒屋をはしごし、たくさん語り合った。旅人としては先輩の彼が自宅に招いてくれたのだ。ありがたい^^
快活でシャワーを浴びてからお宅に向かう。事前に決まっている場合は、できるだけ清潔にして伺うようにしている。
無事、旅人宅に到着。親切にも温かいお風呂とご飯を用意してくださっていた。どれも最高にうまかった。晩ご飯をいただきながら、ご家族と旅の話をする。暖かい家族だ。
自分が旅に出て仙台で旅人応援の方に出会い、その方が彼につないでくれ、今日ご家族にも会うことができた。こうした温かい出来事をなんという言葉で表そう。出会い?つながり?
いや、これがシンプルに‟たび”なのかもしれない。ちょっと頭の中でかっこつけながら眠りについた。
本日のルート
2023年1月22日【162・163日目】
田原市→岡崎市周辺
走行距離 107.9㎞
積算距離 8,399.2㎞
仙台で出会ったばかりの彼とまた再会できるとは!ちなみにリアカーマンは私と会う前に彼と会っていたんです。どんどんつながりますね^^