こんにちは!今回は今話題のおてつたびというサービスについて解説していきます。
おてつたびって何?
どんな体験ができるの?
お給料はもらえるの?
そんな疑問にお答えしていきたいと思います。
筆者は全国で10回のおてつたびの経験があります。結論から言うと、旅行ができてお金も稼げるとてもおもしろいサービスです^^
それでは行ってみましょう!
おてつたびとは?
おてつたびは「おてつだい」と「たび」を合わせた造語で、旅費を節約したい人と労働力が必要な地域とをつなぐマッチングサービスです。代表の方が全国を回られて得た経験から立ち上げたサービスのようです。
参加の流れ
参加の流れとしては
①サイトでプロフィールを登録
②おてつたび先を選んで応募
③おてつたび先とマッチング成立
④おてつたびに出発
となります。現状アプリはまだなく、WEBサイトからの申し込みになります。
募集先について
農家や旅館などを中心に全国いろいろな場所で募集があります。②の応募の際には、サイト上で希望する日程や行きたい理由(100文字以上)を記入して申し込みします。最近は倍率が上がってきていて、マッチングが成立しないことももちろんあります。
給料について
おてつたびでは給料がもらえます。「おてつだい」と言ってもお仕事です。給料は受け入れ先によって異なります。筆者が体験した中での最低時給は900円、最高時給は1000円でした。リゾートバイトと比べると決して高い金額ではありませんし、「稼ぐ」ことだけを目的に参加すると気持ち的に少しギャップが生まれるかもしれません。ところがおてつたびの利用者はサービス開始以来伸び続け、現在は募集の倍率が高くなってきています。お給料以上に魅力的なことがたくさんつまったサービスなんです。
働いた時間はWEBサイトで勤怠登録というのを毎日行います。自分で仕事の初めと終わりの時間、休憩の時間を入力して終了です。現場によってはタイムカードが用意されており、その通りに入力する場合や担当者に出退勤時間を確認してから入力するケースもあります。
おてつたびの魅力
ずばりおてつたびの魅力は人とのかかわり!ですが順番に魅力についてお伝えしていきますね。
旅費が浮かせられる
おてつたびは現地でお仕事をします。仕事に対しお給料が支払われるので、その分を交通費に充てられます。ただし給料が支払われるのは参加した日程の翌月末です。たとえば7月と8月にまたがって2週間働いた場合は、7月の分は8月末日に、8月の分は9月末日に支払われます。
新しい体験ができる
今までしたことがないような体験ができます。私自身おてつたびをするまでは農業経験や旅館でのお仕事の経験はありませんでした。やってみると本当におもしろい!「果物1つ育てるのにこれだけの行程が!」「旅館の裏でのお仕事ってこんなにあるの?」と毎日驚くことばかりでした。参加する人は同じように未経験の方がたくさんいますし、新しいお仕事は丁寧に教えてもらえます。
特典の数々
おてつたびでは受け入れ先によってさまざまな参加の特典があります。たとえば
・蕎麦打ち体験
・町長の家で交流会
・町民の方の家に行って交流会
・BBQで交流会
・空き家のDIYの作業だけでなく自分たちのアイディア出しして仕上げる。
引用:おてつたび募集ページ「西川町」
こちらは山形県の西川町の募集ページに書いてある特典です。実際に参加してみると記載通りの体験ができて大満足でした。こうした特典はどの受け入れ先でも用意されており、旅館の場合は館内の温泉が利用できたり、農業の場合は育てたものをプレゼントしてもらえたりしました。おてつたびが他の似たような出稼ぎサービスと異なる点はここかもしれません。
地域の魅力に気づく
日本にはまだまだ魅力的な地域が隠れています。筆者も募集ページを見て初めてその地域のことを知るということがありました。行ってみると「こんな観光資源があったのか!」「こんなに素敵な取り組みができるのか!」と気づかされます。おてつたびでは、その理念を理解している方々が受け入れ先として登録されています。休みの間に地域を観光できるよう段取りしてくださったり、地元の方とつないでくださったりすることがあります。筆者自身も空いた時間は積極的に観光して、旅と仕事を両立した時間を過ごすことができました。
人との出会い
おてつたびでは多くの人との出会いがあります。まずは受け入れ先の方々。お忙しい業務の中受け入れてくださっているのに、すごく丁寧に指導してくださる方ばかりでした。そしておてつびとの方々。一緒におてつたびに参加する人たちのことをおてつびとと呼びます。みなさんおもしろい経験されている方ばかりでした。自分のような旅人、大学生、自営業の方、定年退職後の方などなど。一緒に過ごす時間が長ければ長いほど、信頼関係が生まれ、お互いのことを話すようになります。価値観、参加したきっかけ、これまでの経験などなど。受け入れてくださった地域の方とは今でもつながっていますし、おてつびとの中でも再会したメンバーが何人もいます。筆者の年齢は30代ですが、正直この年で新しく人間関係が広がるとは思ってもみませんでした。
おてつたびのデメリット
デメリットと書くと良くないイメージを持たれるかもしれませんが、ネガティブに考えると…くらいにとらえてもらえたらと思います。
労働時間
お仕事をする上で気になるのが労働時間ですよね。受け入れ先によっては「結構働いたなあ」というところもありました。筆者が体験した中で一番長かった日はなんと10時間半。8時間+2時間半の残業という感じです。ただし募集ページで事前に残業があることは伝えられていましたし、午後の休憩の際に「今日残業できそう?」と尋ねてくださりました。仕事内容がみんなでわいわい協力しながらできるものだったので楽しかったです。
アクセス
おてつたびの受け入れ先の多くは大都市圏からは離れた場所にあります。もちろん駅が近くにありアクセスしやすい場所もありますが、場所によっては飛行機、電車、バス等を乗り継ぎようやくたどり着くというところも。自家用車で参加している場合は大丈夫ですが、交通手段がないと休みの時の観光に困ります。出発場所によっては交通費がいただく給料よりも高くなることは結構あるので、事前に確認しておくことをおすすめします。合わせて自転車や車の貸し出しがあるかも募集ページで要チェックです。
人間関係
すてきな出会いがあるおてつたび。ただそうはいっても、いい出会いばかりではありません。私自身は受け入れ先の方やメンバーと衝突するようなことはありませんでしたが、参加する中で聞く限り以下のような経験をした方がいらっしゃいました。
・受け入れ先の方にきつく指導された。
・他の参加者とは異なる単純作業をひたすらさせられた。
・参加者同士の相性が悪く、雰囲気がよくなかった。
このようなことはおてつたびに限らず、誰かと一緒に働く場面では珍しくないことです。受け入れ先の方は本当にお忙しい中で受け入れてくださっていますし、一つの作業が利益に直結する場面もあります。全国からさまざまな人生経験や価値観を持つ方が集まりますから、当然かかわりが難しい場面も出てきます。おてつたびでは参加を決める前に受け入れ先の方の思いや過去の参加者のレビューを見られるので、事前にしっかり確認することをおすすめします。
おわりに
今回は今話題のおてつたびについて解説しました。人と地域、人と人をつなぐすばらしいサービスですね!筆者のブログでは全10回のおてつたびに参加した様子をリアルに解説しています。よければ参考にしてみてください。ではまた!